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梅原淳

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鉄道ジャーナリスト

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見解「のぞみ」に3両ある自由席の1両が2025(令和7)年春から指定席になるとのニュースは正式なものではありません。筆者(梅原淳)がJR東海、JR西日本に確認したところ、そのような事実について発表していないとのことです。JR東海によれば指定席と自由席との区分のあり方については検討はしているが、決定はしていないとのコメントが得られました。  なお、昨今「のぞみ」の指定席は利用が旺盛で満席となるケースが増えているようです。7号車をビジネス向けに特化したS Work車両とし、こちらも利用が多いなか、通常の指定席車両が1両減ったことも混雑の理由として挙げられるでしょう。  指定席が早期に満席となるとJR東海、JR西日本は時刻表に載っていない臨時列車を増発する例が多々あります。自由席主体ですと輸送需要を把握しづらく、増発もできずに大混雑が続くので、指定席の増加は利用者にメリットをもたらすでしょう。

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  • 伊原薫

    鉄道ライター

    補足「のぞみ」は、1992年の運行開始当初は本数が少ないこともあり、全席指定席でした。2000年より満席…続きを読む

コメンテータープロフィール

1965(昭和40)年生まれ。大学卒業後、三井銀行(現在の三井住友銀行)に入行し、交友社月刊「鉄道ファン」編集部などを経て2000年に鉄道ジャーナリストとして活動を開始する。『新幹線を運行する技術』(SBクリエイティブ)、『JRは生き残れるのか』(洋泉社)、『電車たちの「第二の人生」』(交通新聞社)をはじめ著書多数。また、雑誌やWEB媒体への寄稿のほか、講義・講演やテレビ・ラジオ・新聞等での解説、コメントも行っており、NHKラジオ第1の「子ども科学電話相談」では鉄道部門の回答者も務める。2023(令和5)年より福岡市地下鉄経営戦略懇話会委員に就任。

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