見解筆者は記事中に登場する鉄道ジャーナリストの梅原淳です。今回の「のぞみ」の自由席減少、指定席増加の話題は朝日新聞社による独自取材の「新幹線『のぞみ』自由席削減へ 3号車を指定席に 来春ダイヤ改定」が元になっており、「のぞみ」を運行するJR東海・JR西日本の正式発表を元にしたものではありません。そのうえで言いますと、確かに「のぞみ」の指定席は混雑が目立ち、予約が困難となりつつあると見られるので指定席を増やすことは理にかなっていると筆者は考えます。記事中「それぞれ使い方があるようですが、3つある自由席車両のうち3号車だけを指定席にする理由はあるのか」との問いへの筆者の回答は編集の結果、かみ合っていません。7号車を2021(令和3)年10月1日以降、順次ビジネス用途のS Work車両としており、通常形態の指定席車両が1両減った分を補うのではとの筆者の推測を元にしたコメントが抜けています。
コメンテータープロフィール
1965(昭和40)年生まれ。大学卒業後、三井銀行(現在の三井住友銀行)に入行し、交友社月刊「鉄道ファン」編集部などを経て2000年に鉄道ジャーナリストとして活動を開始する。『新幹線を運行する技術』(SBクリエイティブ)、『JRは生き残れるのか』(洋泉社)、『電車たちの「第二の人生」』(交通新聞社)をはじめ著書多数。また、雑誌やWEB媒体への寄稿のほか、講義・講演やテレビ・ラジオ・新聞等での解説、コメントも行っており、NHKラジオ第1の「子ども科学電話相談」では鉄道部門の回答者も務める。2023(令和5)年より福岡市地下鉄経営戦略懇話会委員に就任。
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