解説結果だけみて喜んではいけない。この代はコロナ入学で、これまでどおりの大学生活を送れなかった代だったことを忘れてはいけない。最終的に過去最高になったが、現場レベルでは最後の一息のところで苦戦した。というのも、コロナ入学であるがゆえに、他の学生や教職員とのつながりが薄い層が、何をしていいのかわからず苦戦したからだ。 また売り手市場であるがゆえに、オワハラが多発した代であったことも忘れてはならない。「もう他社は絶対に受けません」という職業選択の自由を踏みにじるような内容の内定承諾書にサインさせられた学生、自由応募であるにも関わらず内定後に教授の推薦状をもらってこいと言われた学生がいることを忘れてはならない。 時代は採用氷河期だ。採用担当者のメンタルヘルス問題も多発している。学生には裏切られ、経営者や現場からはプレッシャーがかかる。 こういうときだからこそ、ハッピーな就職・採用を模索しよう。
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コメンテータープロフィール
1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。 リクルート、バンダイ、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。2020年4月より准教授。長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。
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