Yahoo!ニュース

常見陽平

常見陽平認証済み

認証済み

千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

報告

解説結果だけみて喜んではいけない。この代はコロナ入学で、これまでどおりの大学生活を送れなかった代だったことを忘れてはいけない。最終的に過去最高になったが、現場レベルでは最後の一息のところで苦戦した。というのも、コロナ入学であるがゆえに、他の学生や教職員とのつながりが薄い層が、何をしていいのかわからず苦戦したからだ。 また売り手市場であるがゆえに、オワハラが多発した代であったことも忘れてはならない。「もう他社は絶対に受けません」という職業選択の自由を踏みにじるような内容の内定承諾書にサインさせられた学生、自由応募であるにも関わらず内定後に教授の推薦状をもらってこいと言われた学生がいることを忘れてはならない。 時代は採用氷河期だ。採用担当者のメンタルヘルス問題も多発している。学生には裏切られ、経営者や現場からはプレッシャーがかかる。 こういうときだからこそ、ハッピーな就職・採用を模索しよう。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった980

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 増沢隆太

    「謝罪のプロ」こと危機管理コミュニケーション専門家

    補足実際に学生側から見た就職状況はきわめて好調です、ただし「優秀な学生に限る」。 「優秀」とは高偏差値と…続きを読む

  • 不破雷蔵

    グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  

    補足発表資料から詳細を確認しますと、大学生の就職率98.1%は、2018年3月卒と2020年3月卒で記録…続きを読む

コメンテータープロフィール

常見陽平

千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。 リクルート、バンダイ、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。2020年4月より准教授。長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。

常見陽平の最近のコメント