補足発表資料から詳細を確認しますと、大学生の就職率98.1%は、2018年3月卒と2020年3月卒で記録した98.0%を超えて、記録のある中では最高値となります。もっともこの値は突然なったわけでなく、コロナ禍で大きく落ちた後、じわりと回復した結果です。 2020年3月卒…98.0% 2021年3月卒…96.0% 2022年3月卒…95.8% 2023年3月卒…97.3% 2024年3月卒…98.1% 一方、直近年の公開値を見ると、就職希望率はどの学校種類も前年から減少していますので(大学は74.8%で前年比マイナス0.3ppt、短期大学は80.2%で前年比マイナス0.8ppt)、これが就職率を上げた一因ともいえましょう。さらに見ると男性ではどの学校種類も就職希望率が下がっており、男子の大学卒業生で就職を諦めた人が増えている可能性があります。
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コメンテータープロフィール
ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。
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