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鳥塚亮

鳥塚亮

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えちごトキめき鉄道代表取締役社長。元いすみ鉄道社長。

報告

補足成田空港問題にみられるように、高度経済成長期の日本では公的インフラを建設するときには住民による反対運動が付きものでした。例えば、踏切の廃止、k高架化による用地買収など、何をやるにも住民に納得してもらう必要があります。 ところが、今回のリニアの問題は静岡県という行政側が反対しているという特徴があります。その理由は知事の反対といわれていますが、実は静岡県内ではJR東海に対してあまりよい感情を持っている県民は少なく、東海道新幹線も地元利用者が多いにもかかわらず「のぞみ」はすべて通過するなど、長年会社は県民利用者に向き合ってきているとは言えない状況でした。 マスコミ報道では知事一人が反対していると見られがちですが、そういう背景があります。 この際、あとで建設するといわれる名古屋-大阪間を先に作って、東京-名古屋-大阪の同時開業を目指すのも一つの方法ではないでしょうか。

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  • 千葉千枝子

    淑徳大学経営学部観光経営学科 学部長・教授

    見解リニア中央新幹線の開業延期は、我が国の観光立国の実現にブレーキをもたらすものと考えています。一企業と…続きを読む

コメンテータープロフィール

鳥塚亮

えちごトキめき鉄道代表取締役社長。元いすみ鉄道社長。

1960年生まれ東京都出身。元ブリティッシュエアウエイズ旅客運航部長。2009年に公募で千葉県のいすみ鉄道代表取締役社長に就任。ムーミン列車、昭和の国鉄形ディーゼルカー、訓練費用自己負担による自社養成乗務員運転士の募集、レストラン列車などをプロデュースし、いすみ鉄道を一躍全国区にし、地方創生に貢献。2019年9月、新潟県の第3セクターえちごトキめき鉄道社長に就任。NPO法人「おいしいローカル線をつくる会」顧問。地元の鉄道を上手に使って観光客を呼び込むなど、地域の皆様方とともに地域全体が浮上する取り組みを進めています。

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