秋本、池田両議員にボーナス 国会欠席でも319万円
洋上風力発電事業を巡る汚職事件で起訴された秋本真利衆院議員=自民党離党=と派閥裏金事件で起訴された池田佳隆衆院議員=自民除名=に28日、夏のボーナスに当たる期末手当約319万円が支給される。衆院によると、両氏は23日に閉会した通常国会に出席していない。起訴された議員の期末手当などの支給を停止する規定は現行法になく、今後も職にとどまれば、支払われ続ける。識者からは法改正を求める声も上がる。 【写真】保釈され、東京拘置所を出る衆院議員の秋本真利被告
通常国会は1月26日に召集された。秋本氏は昨年9月に逮捕。保釈は今年6月20日で会期の大半は勾留されていた。池田氏は今年1月7日に逮捕、2月5日に保釈されたが、衆院によると、召集に応じられない場合に議長へ届け出る「応召延期届」を提出していた。 夏の期末手当は6月1日時点の在職議員に支給される。給与に当たる歳費約129万円、調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)100万円も毎月支払われる。 逮捕後に支払われた歳費などと今回の期末手当の合計額は秋本氏が約2941万円、池田氏が約1695万円。