どういうこと?… 3年生号泣「最後の大会がこんな形で…」、要項の記載ミスで敗退、先生たちに「諦めて」と言われても…【続報も】
長野県中学総体の予選、上位大会への進出校数を要項に誤って記載
長野県中学総体の予選にあたる松本大会の卓球競技男子団体で、中信大会への出場校数が本来は9校だが、10校と誤って要項などに記載されていた。中信地区中体連は、29日の中信大会で「交流試合」を設け、10位の市内中学校が参加できるよう対応を検討している。 【写真】大会当日のリーグ戦の表にも記載された、上位大会への出場校数
事前に会議で確認するも、大会翌日にミス発覚
大会は9日、安曇野市で開かれ、松本地区の15校が出場。事務局の松本市中体連によると、事前の監督会議で中信大会に進出できるのは上位9校と確認していたが、後日、10校と誤った大会要項を各校に配布。大会当日のリーグ戦の表にも同様に記載していた。大会翌日に大会関係者の指摘でミスが発覚した。
部員が知らされたのは大会2日後
10位の中学校は、大会の2日後に進出できないことを知らされた。保護者によると、生徒たちは号泣。3年生にとっては最後の大会。突然の通告に呆然としていたという。
保護者から対応求める声も寄せられたが
保護者からは対応を求める声が寄せられ協議したが、他地区との公平性も考慮し、20日に開いた中信地区中体連の卓球専門委員会で進出校は9校と正式に決めたという。
「少人数での大会運営も背景」と会長説明
松本市中体連の中川満英会長(鉢盛中学校長)は取材に「重く受け止めており、生徒たちに申し訳ない」と説明。少人数の教員で大会運営を行っていることも背景にあるとし「他の競技も含めて、事務局の情報共有、確認を徹底したい」と話した。
子どもの声も聞かずに「諦めて」なんて
保護者によると、生徒たちは主催者側から謝罪を受け、「交流試合」の説明もあったという。だが、部員の1人は自分たちの声も聞かずに「諦めてください」と言われたことに納得できないとし、「最後の大会がこんな形で終わるのは悲しい。間違っていたとしても中信大会に進めるように対応してほしい」と話している。