提言韓国内の与野党対立が日本の感覚だと度を超えているほど激しいのは確かにせよ、暗い過去を全国民に思い出させる「非常戒厳」宣布は大統領とて行き過ぎで早期の解除は僥倖に過ぎず、何が起きるかわからなかった数時間でした。 この記事は日本政府の対応についてです。邦人の情報や近々の外交日程を報じるのも大切で、その範囲で収まっています。結果論とはいえ解除されて日常が戻ったのだから他国(=日本)が韓国内の混乱を情報が薄いままあれこれいわないのもわかります。 ただ現在の韓国内の壮絶としかいいようのない対立や戒厳が何を意味したのかといった分析は別途詳しくなされるべきです。そうした報道を期待します。
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コメンテータープロフィール
十文字学園女子大学非常勤講師。毎日新聞記者などを経て現在、日本ニュース時事能力検定協会監事などを務める。近著に『政治のしくみがイチからわかる本』『国際関係の基本がイチから分かる本』(いずれも日本実業出版社刊)など。
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