見解先の衆院選で自公が少数与党に転落し、来る通常国会での予算案否決が現実味を帯びてきたから過半数を確保すべく国民民主党と「協議」して成案を得ようとしているわけです。 その国民民主党は総選挙で「103万円の壁」を「178万円に引き上げ」るのを公約の金看板として掲げて議席大幅増を勝ち得たので「納得のいく回答を」「得られなければ25年度予算へのスタンス」を反対へと「考えざるを得ない」とするのは当然。でなければ同党に1票を投じた有権者への裏切りとなるからです。 「協議」だから「自民党の小野寺五典政調会長」が国民民主党へ「何で穴埋めするのか提案してほしい」と求める自体はあっていい展開です。それで納得できる「提案」がなければ決裂して少数与党案のまま通常国会へ突入するだけの話です。
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コメンテータープロフィール
十文字学園女子大学非常勤講師。毎日新聞記者などを経て現在、日本ニュース時事能力検定協会監事などを務める。近著に『政治のしくみがイチからわかる本』『国際関係の基本がイチから分かる本』(いずれも日本実業出版社刊)など。
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