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坂東太郎

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十文字学園女子大学非常勤講師

報告

解説「辞職申し入れ」が仮に知事辞職勧告決議などの形で賛成多数となっても知事を辞めさせる拘束力はありません。  どうやら自民は斎藤知事を見限りつつあるようです。そもそも百条委員会自体、選挙で推薦した自民の賛成がなければ開かれなかったわけで。  百条委の日程はまだ残っています。開催に反対した日本維新の会と差異化できるとの読みで斎藤知事を攻める手立ての一環で、ほぼ確実に知事が無視するのを見越して「辞職申し入れ」をし、予想通り居座ったところで、いよいよ「議会解散か辞職か」を迫る不信任決議へと向かうと予測されます。自民の本当の目的は維新へ踏み絵を迫るあたりかも。「維新」へも「賛同を得たい」と動き、賛同すれば過去との整合性が問われ、反対しても悪者にできるので。背景には議会が解散されても勝てるという自民の思惑もありそうです。

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    JX通信社 代表取締役

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    法政大学大学院教授/現代政治分析

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コメンテータープロフィール

坂東太郎

十文字学園女子大学非常勤講師

十文字学園女子大学非常勤講師。毎日新聞記者などを経て現在、日本ニュース時事能力検定協会監事などを務める。近著に『政治のしくみがイチからわかる本』『国際関係の基本がイチから分かる本』(いずれも日本実業出版社刊)など。

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