見解この1カ月は「科学」と「防災」の綱引きがあらわになった期間とも言えます。 「日向灘の地震と南海トラフ地震はぜんぜん違うもの」という地震学者も確かにいます。しかし連動する可能性はゼロではないので呼び掛けは必要という防災の専門家がいます。 前者が「安全情報」と捉えられてしまうのも違うし、後者を「オオカミ少年」と切り捨ててしまうのも違う。いい意味での綱引きが続いて、社会がほどよい緊張感を保てたらいいのではと思います。
コメンテータープロフィール
1973年横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学)修了。中日新聞記者を経て2008年からフリー。名古屋を拠点に地方の目線で社会問題をはじめ環境や防災、科学技術などの諸問題を追い掛ける。東日本大震災発生前後の4年間は災害救援NPOの非常勤スタッフを経験。2012年からは環境専門紙の編集長を10年間務めた。2018年に名古屋エリアのライターやカメラマン、編集者らと一般社団法人「なごやメディア研究会(nameken)」を立ち上げて代表理事に就任。
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