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末冨芳

末冨芳認証済み

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日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員

報告

見解中教審臨時委員も経験し、こども基本法成立に関わり、こども政策を推進している研究者としては率直に評価したいと思います。自治体のこども計画や教育振興計画でも、子ども若者の意見表明が拡大しています。 意外に知られていませんが、文科省も子ども若者の意見を反映させようとする努力は重ねてきました。 しかし一時的な意見表明でどうするのか、一部の児童生徒の意見しか反映されないのではないか、そういう大人たちはもう少し子ども若者のことを信じてみたらどうでしょう。 他の子も含め多様な学習者がいること、卒業後のこともよく考えた発言も多いのですよ。 自分自身はこう思う、そういう発言だってあっていいじゃないですか。 私自身は日常の学校運営協議会等への児童生徒参画も進めることも大切にした方がいい時代になっていると思います。 子ども若者と一緒に考え、対話し、より良い学校や学びを作る、良いことだと思いませんか?

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 石川一郎

    学校改革プロデューサー

    見解「こどもの意見を聞き取る」 聞こえはよいですが、正直違和感を持ちます。まず視座をどこに置くのか。今現…続きを読む

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    教育研究家、一般社団法人ライフ&ワーク代表理事

    見解学習指導要領は教科書づくりや日々の授業の基礎となる。たとえば、1日6時間授業を受ける負担感、教科書の…続きを読む

コメンテータープロフィール

末冨芳

日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員

末冨 芳(すえとみ かおり)、専門は教育行政学、教育財政学。子どもの貧困対策は「すべての子ども・若者のウェルビーイング(幸せ)」がゴール、という理論的立場のもと、2014年より内閣府・子どもの貧困対策に有識者として参画。教育費問題を研究。家計教育費負担に依存しつづけ成熟期を通り過ぎた日本の教育政策を、格差・貧困の改善という視点から分析し共に改善するというアクティビスト型の研究活動も展開。多様な教育機会や教育のイノベーション、学校内居場所カフェも研究対象とする。主著に『教育費の政治経済学』(勁草書房)、『子どもの貧困対策と教育支援』(明石書店,編著)など。

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