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妹尾昌俊

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教育研究家、一般社団法人ライフ&ワーク代表理事

報告

見解学習指導要領は教科書づくりや日々の授業の基礎となる。たとえば、1日6時間授業を受ける負担感、教科書の内容が難しく感じるかどうかなどについて、子どもたちは、どう思っているのだろうか。子どもの意見表明はとても大切だと思う。ただし、体裁はよくても、中身のあるものにするのは、簡単ではない。ホンネをどこまで引き出せるか。一部の意識や成績の高い子だけが回答するものにならないか。あわせて、文科省の審議会では、実は教職員の声もあまり聞けていない問題がある。校長会代表は委員になっているし、組合等からヒアリングはしているが、それらだけで本当に十分なのだろうか。なお、パブリックコメントは、ほとんど案が固まった段階で行われることが多いので、実際あまり活かされないことが多いように感じる。子どもも大事だが、最前線で奮闘する教職員の気づきや問題意識も、もっと丁寧に活かす努力や参画の仕組みづくりが必要だと思う。

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  • 末冨芳

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    日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員

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コメンテータープロフィール

妹尾昌俊

教育研究家、一般社団法人ライフ&ワーク代表理事

徳島県出身。野村総合研究所を経て2016年から独立し、全国各地で学校、教育委員会向けの研修・講演、コンサルティングなどを手がけている。5人の子育て中。学校業務改善アドバイザー(文科省等より委嘱)、中央教育審議会「学校における働き方改革特別部会」委員、スポーツ庁、文化庁の部活動ガイドライン作成検討会議委員、文科省・校務の情報化の在り方に関する専門家会議委員等を歴任。主な著書に『変わる学校、変わらない学校』、『教師崩壊』、『教師と学校の失敗学:なぜ変化に対応できないのか』、『こうすれば、学校は変わる!「忙しいのは当たり前」への挑戦』、『学校をおもしろくする思考法』等。コンタクト、お気軽にどうぞ。

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