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下薗昌記

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記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

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見解海外では「史上最低の代表チーム」(個人的に好きな表現ではありませんが)などの肩書きでも知られるサンマリノが歴史的な勝利を飾りました。20年4ヶ月8日ぶりで140試合ぶりとなる今回の勝利は公式戦の初勝利ともなりました。  20年前の親善試合でも勝利を手にしているリヒテンシュタイン代表とはこれまでも比較的相性が良く今回の勝利で通算成績は2勝2分3敗に。  公式戦初勝利を手にするまでの通算成績は実に8分196敗、得失点差はマイナス809点(!)というものでしたが、人口33642人、面積が61平方kmという世界で5番目の小国にとって大きな喜びをもたらしました。  メインスタンドに人が入っただけで決して大勢のサポーターが足を運んだ訳ではありませんが、勝利の瞬間はスタンドが大きく沸きました。国内リーグが存在せず、セミプロ主体のサンマリノ代表ですが、改めて世界中で愛されるサッカーの奥深さを感じます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 河治良幸

    スポーツジャーナリスト

    見解大国からすれば目標はW杯優勝、二番手勢力にとっては少しでも好成績を収めることが求められると思います。…続きを読む

コメンテータープロフィール

下薗昌記

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。

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