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下薗昌記

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記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

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見解視察した日本代表の森保一監督が「ルヴァンカップ史上最高の試合」と評した決勝戦で敗れたもののマンオブザマッチ級の活躍を見せたのが小見洋太選手ではないでしょうか。後半終了間際に自ら得たPKを冷静にゲットし試合を振り出しに。昌平高校で高校サッカー選手権大会に出場した当時から何度もステップを踏み、じわじわと相手GKとの間合いを詰める独特のキックは「テクテクPK」として話題でしたが、ルヴァンカップ決勝の大舞台、しかも相手はJリーグ屈指の好GK、ランゲラック選手に対しても自らのスタイルでPKに成功しました。  1点を追う延長にも再び同点に追いつく見事なシュートを決めた小見選手はPK戦でもキッカーとして登場。試合の中で得点を決めた選手はしばしばPK戦で失敗することが珍しくありませんが、ここでも冷静にランゲラック選手相手にキックを成功させています。確かなキック技術とメンタルの強さに改めて驚嘆しました。

コメンテータープロフィール

下薗昌記

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。

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