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下薗昌記

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記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

報告

見解現役時代、清水エスパルスで前身のナビスコカップで優勝を経験している長谷川健太監督はルヴァンカップで圧倒的な戦績の良さを持ちます。  筆者は2014年のナビスコカップでガンバ大阪を率いた長谷川監督が監督初タイトルを手にした瞬間も取材しましたが、ガンバ大阪時代は2014年以降、3大会連続で決勝進出。2020年にはFC東京で優勝し、今大会は名古屋グランパスを優勝に導きました。  長谷川監督はこの大会で監督として最多の優勝3回、準優勝3回、ベスト5回と圧倒的な戦歴を誇りますが、決勝まで代表組を欠くことが多いルヴァンカップにおけるマネージメントの巧みさが関係しています。  「若手の登竜門的大会」と長谷川監督はかつて話してくれたことがありますが、長丁場の大会での選手起用が絶妙。決勝トーナメントでのホームアンドアウェイ2試合の戦略も上手い監督で、まさに経験に裏打ちされた勝負師でもある名将です。

コメンテータープロフィール

下薗昌記

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。

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