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坂崎仁紀

坂崎仁紀

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大衆そば研究家・出版執筆編集人・コラムニスト

報告

補足この記事は素晴らしい内容文章だと思います。 「ファミリー食堂山田うどん食堂」の優れる点は、「街麺類チェーン」と「ファミレス麺チェーン」の間の立ち位置をしっかりと固めていることだと思います。 「街麺類チェーン」は「資さんうどん」、「ウエストうどん」、「牧のうどん」、「ゆで太郎」などです。「ファミレス麺チェーン」は「ばんどう太郎」、「和食麺処サガミ」などです。 値段的には「街麺類チェーン」と同じかむしろ安い価格帯を維持しながら、餃子やラーメン、コロッケ、パンチだけでなくスタミナ焼肉定食、生姜焼き定食屋、パンチ定食などもそろっています。 「山田うどん」の時の値段をそのままに引き継ぎなおかつファミリー層を安い価格でもてなす作戦は「山田うどん」にしかできません。 しかも日常の味わいを目標とするところはニクイとしか言いようがありません。個人的にはそばがお気に入り。セルフアレンジができるのも強味です。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 畑中三応子

    食文化研究家/料理編集者

    補足東京でも23区を出て市部に入ると「山田うどん」があってうれしくなります。埼玉県民でなくとも、かかしの…続きを読む

コメンテータープロフィール

坂崎仁紀

大衆そば研究家・出版執筆編集人・コラムニスト

1959年生。東京理科大学薬学部卒。中学の頃から立ち食いそばに目覚める。広告代理店時代や独立後も各地の大衆そばを実食。その誕生の歴史に興味を持ち調べるようになる。すると蕎麦製法の伝来や産業としての麺文化の発達、明治以降の対国家戦略の中で翻弄される蕎麦粉や小麦粉の動向など、大衆に寄り添う麺文化を知ることになる。現在は立ち食いそばを含む広義の大衆そばの記憶や文化を追う。また派生した麺文化についても鋭意研究中。著作「ちょっとそばでも」(廣済堂出版、2013)、「うまい!大衆そばの本」(スタンダーズ出版、2018)。「文春オンライン」連載中。心に残る大衆そばの味を記していきたい。

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