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太田差惠子

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介護・暮らしジャーナリスト

報告

補足介護疲れは、誰にとっても他人事ではありません。多くの場合、介護を起因した家族間殺人は要介護者だけでなく、介護者のほうも被害者だと思います。特に危険なのは、要介護者と介護者の2人暮らしです。介護をする側も「自分しかいない」とがんばり、追いつめられ、うつ状態になり、殺人や心中などの事件が起きる。 いま現在、苦しんでいる方は、どうか、「自分しかいない」と思い詰めないでください。「このままだったら、要介護者に対して取り返しのつかないことをしてしまいそうだ」「もう、無理です」と、地元の地域包括支援センターに連絡を。そう言っても、怒られたり、「あなたの親(家族)でしょ」などと非難されることはありません。介護者が休息をとれる方法を提案してくれるはずです。

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  • 高野龍昭

    東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員

    見解同じ事件に関する別の記事では「容疑者である息子は5年前から母親の介護を始め、今月から一緒に住み始めた…続きを読む

  • 佐々木成三

    元刑事部捜査第一課・警部補/一般社団法人スクールポリス理事

    解説老老介護は肉体的・精神的に大きな負担となり、ストレスや将来の不安などから絶望感が深まることでこのよう…続きを読む

コメンテータープロフィール

京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。一方、1996年遠距離介護の情報交換場、NPO法人パオッコを立ち上げて子世代支援(~2023)。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。

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