解説百田尚樹氏は昨晩、「不快に思われた人に謝罪します。」とお詫びしましたが、直後に「メディア、こぞって「切り取り」!」と述べるなど、発言に関する一連の報道に対して嫌悪感を示しています。 SNS等で発言の一部始終を見ることはできますが、「30超えたら子宮摘出」の場面では、有本香党事務総長も「やめなさいこら」「SFでもちょっとそりゃいくらなんでも」と発言を制止するなど、問題発言であることは明らかです。 社会構造の変化が必要との論に立って、仮に「SF」と断りを入れても、現実的に女性蔑視の内容であり、政治的な文脈に沿って行われた発言を、「小説家だから」というのは無理があります。配信番組では「日本保守党 国政政党へ」とテロップが出ており、仮に小説家としての立場があるとしても、党首としての発言であることも明らかで、例え話にしても不適切であることは言うまでもありません。
コメンテータープロフィール
1988年生まれ。青山学院高等部卒業、青山学院大学経営学部中退。2010年に選挙コンサルティングのジャッグジャパン株式会社を設立、現在代表取締役。不偏不党の選挙コンサルタントとして衆参国政選挙や首長・地方議会議員選挙をはじめ、日本全国の選挙に政党党派問わず関わるほか、政治活動を支援するクラウド型名簿地図アプリサービスの提供や、「選挙を科学する」をテーマとした研究・講演・寄稿等を行う。『都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ』で2020年度地理情報システム学会賞(実践部門)受賞。2021年度経営情報学会代議員。