解説約1割というのは、もちろん深刻な数字ではありますが、他の調査や肌感覚と比べるとそれでも少ない印象です(東京都の実態調査では4割超です)。内閣府の担当者のコメントにあるように、相談しやすい環境を整備していくことも重要ですが、そもそも被害をなくすためには、加害者へのアプローチが欠かせません。具体的には幼少期からの包括的性教育の実施や、加害者への再犯防止プログラムの実施です。痴漢行為をはじめ性犯罪は特に再犯率が高く、もっと加害者への対応を強化すべきです。 また東京都での実態調査では、「目撃者が行動する場合、痴漢被害の9割超が止まる」という結果になっており、第三者が積極的に介入していくことも重要です。
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コメンテータープロフィール
1988年、神奈川県生まれ。若者の声を政治に反映させる「日本若者協議会」代表理事。慶應義塾大学経済学部卒。同大政策・メディア研究科中退。大学在学中からITスタートアップ立ち上げ、BUSINESS INSIDER JAPANで記者、大学院で研究等に従事。専門・関心領域は政策決定過程、民主主義、デジタルガバメント、社会保障、労働政策、若者の政治参画など。文部科学省「高等教育の修学支援新制度在り方検討会議」委員。著書に『子ども若者抑圧社会・日本 社会を変える民主主義とは何か』(光文社新書)など。 yukimurohashi0@gmail.com
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