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補足内閣府による性被害の調査(特に若年層向け調査)はこれまであまり数が多くないため、調査が行われること自体は前進だと思います。ただ、通学中の児童・生徒を狙った痴漢被害があることは30年以上前から知られていました。やっと国による実態把握が始まったのか、という思いもあります。 若年層への調査ではありませんが、警察庁は2010年に東京・大阪などの大都市で痴漢被害を調べた調査を発表しており、このときは「女性の13.7%が過去1年間に車内で痴漢被害」、「我慢した人(52.6%)やその場から逃げた(45.1%)が多く、助けを求めたり通報した人は2〜6 %と少数派」だったことがわかっています。 これ以外にも性被害調査では毎回のように、被害を警察に届けた人が1割以下にとどまる結果が出ています。この原因を追究し、警察や、支援センターへ相談する人が増えるための積極的な対策が必要です。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 室橋祐貴

    日本若者協議会代表理事

    解説約1割というのは、もちろん深刻な数字ではありますが、他の調査や肌感覚と比べるとそれでも少ない印象です…続きを読む

  • 不破雷蔵

    グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  

    補足今件は男女共同参画局発表「「若年層の痴漢被害等に関するオンライン調査」報告書」で確認できます。痴漢被…続きを読む

コメンテータープロフィール

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)/共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)/2024年5月発売の『エトセトラ VOL.11 特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年』(エトセトラブックス)で特集編集を務める

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