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松浦達也

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編集者、ライター、フードアクティビスト

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補足唐辛子の過剰摂取には海外での死亡事例もありますが、唐辛子に大量に含まれる辛味成分・カプサイシンはうっかり皮膚についただけで激しい痛みを伴うほど刺激が強い成分です。口内から直腸までつながる消化管は表皮より遥かにデリケートな粘膜です。細菌やウイルスなどの外敵に粘膜が弱いのは、鼻炎や風邪などの日常的な疾病からもわかります。 唐辛子だけでなく、塩やカフェイン、アルコールなども過剰摂取すれば死に至ります。痛みや度を越した喉の乾きなどの不快なシグナルを感じたら、身体からの防御サインと考え、それ以上の摂取は避けるよう心がけましょう。昔の人は「食べ物で遊んではいけない」と言いました。そうした躾には、食中毒予防への祈りも込められていたのかもしれません。

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コメンテータープロフィール

松浦達也

編集者、ライター、フードアクティビスト

東京都武蔵野市生まれ。食専門誌から新聞、雑誌、Webなどで「調理の仕組みと科学」「大衆食文化」「食から見た地方論/メディア論」などをテーマに広く執筆・編集業務に携わる。テレビ、ラジオで食トレンドやニュースの解説なども。新刊は『教養としての「焼肉」大全』(扶桑社)。他『大人の肉ドリル』『新しい卵ドリル』(マガジンハウス)ほか。共著のレストラン年鑑『東京最高のレストラン』(ぴあ)審査員、『マンガ大賞』の選考員もつとめる。経営者や政治家、アーティストなど多様な分野のコンテンツを手がけ、近年は「生産者と消費者の分断」、「高齢者の食事情」などにも関心を向ける。日本BBQ協会公認BBQ上級インストラクター

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