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松浦達也

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編集者、ライター、フードアクティビスト

報告

解説リーマンショック以降の不況下で「安くて酔える」と快進撃を続けていた「ストロング系」に陰りが見えたのが2020年のコロナ禍でした。外で飲むという行為が難しくなり、「家飲み」にも質が求められるようになり、風味のある蒸留酒を楽しむトレンドに移行しました。長く続くハイボール人気に加え、果実感のある「本搾り」(キリン)、「贅沢搾り」(アサヒ)などが人気を上積みし、さらに2022年発売の「翠ジンソーダ」(サントリー)が大ブレイク。食中酒として蒸留酒×ソーダ割りというスタイルが糖質や健康を意識する層にも訴求しています。これまでビールを飲んでいた層が好む発泡感に加え、「飲み疲れしない」と好評で値頃感もあり、今後も”蒸留酒割り”は堅調な推移が見込まれます。

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コメンテータープロフィール

松浦達也

編集者、ライター、フードアクティビスト

東京都武蔵野市生まれ。食専門誌から新聞、雑誌、Webなどで「調理の仕組みと科学」「大衆食文化」「食から見た地方論/メディア論」などをテーマに広く執筆・編集業務に携わる。テレビ、ラジオで食トレンドやニュースの解説なども。新刊は『教養としての「焼肉」大全』(扶桑社)。他『大人の肉ドリル』『新しい卵ドリル』(マガジンハウス)ほか。共著のレストラン年鑑『東京最高のレストラン』(ぴあ)審査員、『マンガ大賞』の選考員もつとめる。経営者や政治家、アーティストなど多様な分野のコンテンツを手がけ、近年は「生産者と消費者の分断」、「高齢者の食事情」などにも関心を向ける。日本BBQ協会公認BBQ上級インストラクター

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