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松岡宗嗣

松岡宗嗣

認証済み

一般社団法人fair代表理事

報告

見解6月は性的マイノリティの権利や尊厳について啓発する「プライド月間」でもあり、とても嬉しいニュースです。 NIKKEI ASIAは「社会的・宗教的保守派の反対を押し切って、LGBTコミュニティが20年かけて勝ち取った勝利だ」と報じました。この間、差別や偏見に立ち向かい、声をあげ続けた人たちに敬意を表したいと思います。 タイの世論調査では約8割の人々が婚姻の平等を支持しているそうです。一方で、日本の世論調査でも過半数が「同性婚」に賛成し、20-30代では8割にのぼっています。 しかし、宗教右派や「伝統的家族観」を重視する保守派に配慮し、日本政府は慎重姿勢を続けています。 政府は、すでに多様な家族の実態や賛成多数の世論から目を背けず、タイに続き、早急に「婚姻の平等」を実現すべきと考えます。

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コメンテータープロフィール

愛知県名古屋市生まれ。政策や法制度を中心とした性的マイノリティに関する情報を発信する一般社団法人fair代表理事。ゲイであることをオープンにしながら、GQやHuffPost、現代ビジネス等で多様なジェンダー・セクシュアリティに関する記事を執筆。教育機関や企業、自治体等での研修・講演実績多数。著書に『あいつゲイだって - アウティングはなぜ問題なのか?』(柏書房)、共著『LGBTとハラスメント』(集英社新書)など

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