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井出留美

井出留美認証済み

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食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)

報告

補足ホテルは高級感を売りにしているので、残った食事の寄付はして頂けないことが多いですが、岡山県の支援団体へ寄付してくださっているとのこと、大変ありがたいです。 一方、先日、あるホテルに伺ったところ、一日に排出される食料廃棄は3トンとのこと。一年で1,095トンです。海外の方とこのホテルで食事した際、食べ残しの持ち帰りについて聞いてみましたが「だめ」でした。食べ残しでなく誰も手をつけていない食事についても、食べ残しと一緒にしてリサイクルにまわしているそうです。 余った食品の使い道に関する優先順位は、人が食べられるものはまず人が食べ、次に繊維として加工、家畜の飼料、植物の肥料、バイオ燃料と続きます。人が十分に食べられるものまで直接リサイクルしてしまうのは資源とコストの無駄でもあります。 ANAクラウンプラザ岡山のようなホテルを私たち消費者が選ぶ、そのような見識眼を持つことも大切だと思います。

コメンテータープロフィール

井出留美

食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)

奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。3.11食料支援で廃棄に衝撃を受け、誕生日を冠した(株)office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力した。著書に『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てないパン屋の挑戦』他。食品ロスを全国的に注目させたとして食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。https://iderumi.theletter.jp/about

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