米びつごとコメを捨てた人は今いずこ・・・貴重なコメを家庭で捨てないためには #専門家のまとめ
コメ不足が叫ばれた8月が過ぎ、新米が出始めた。ごみ清掃員でお笑い芸人のマシンガンズ滝沢秀一さんに取材した際、米びつごとコメを捨てた人がいたと伺った(取材時は「精米機」としたが、家庭用の米びつと思われる)。
コメを捨てた人はこの事態をどう思っているだろう。
コメは日持ちがいいとはいえ、精米後は味が落ちるし夏場に常温で置いておくと虫がたかることもある。貴重なコメを家庭で捨てないためにはどうすればよいだろうか。
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
お米は玄米の状態で、高温高湿を避けて保管し、食べる前に精米するのが一番おすすめだ。だが、食べる前に毎回精米していられない、という人もいるかもしれない。
ここでは4つの方法を紹介した。
1、お米を買ってきたら2リットルサイズのペットボトルの空き容器に移し、冷蔵庫の冷蔵室もしくは野菜室で保管する
2、米穀専門店で購入時に精米してもらう
3、農家と年間契約し、送ってもらう前に精米してもらう
4、玄米で購入し、小型の家庭用精米機で定期的に精米する
筆者は身内が長野県でお米を生産しているので、玄米で送ってもらい、玄米の状態で2リットルサイズのペットボトルの空き容器に保存し、冷蔵庫で保管している。定期的に家庭用精米機で精米し、出てきた米ぬかはコンポストに活用できる。
コメが不足する事態となり、あらためてコメの大切さが身に沁みた人も多いかもしれない。便利さからいえば精米したコメを買うのが便利だが、コメは基本的に生鮮品であり、精米した直後から劣化する。この機会に、米穀専門店や農家からの購入も検討するのもよいと思う。
貴重なコメを無駄にせず、おいしく食べるために。