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荒川和久

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独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

報告

補足かつては、夫年齢20-30代での離婚数がもっとも多かったのですが、2015年あたりを境に40代以上での離婚件数に逆転されています。2022年では夫40歳以上での離婚が56%を占め、うち60歳以上の離婚も10%を超えました。離婚のうちの1割は夫が60歳以上での離婚ということです。 熟年離婚の割合が増えるのは、そもそもの婚姻数が減ってきていることと、夫の長寿化。かつては離婚を考える前に夫とは死別してしまったというケースも多かったのでしょう。 但し、明治民法施行までは元々日本人は離婚が多く、2022年の人口千対離婚率1.47に対して、明治時代の1883年の離婚率は3.38と倍以上、江戸時代に至っては4.80とも言われており、多分当時の世界における離婚大国は日本でした。ある意味原点回帰していると言えます。

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    独立行政法人経済産業研究所 上席研究員

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    弁護士(堀井亜生法律事務所代表)

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コメンテータープロフィール

荒川和久

独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

広告会社において、数多くの企業のマーケティング戦略立案やクリエイティブ実務を担当した後、「ソロ経済・文化研究所」を立ち上げ独立。ソロ社会論および非婚化する独身生活者研究の第一人者としてメディアに多数出演。著書に『「居場所がない」人たち』『知らないとヤバい ソロ社会マーケティングの本質』『結婚滅亡』『ソロエコノミーの襲来』『超ソロ社会』『結婚しない男たち』『「一人で生きる」が当たり前になる社会』などがある。

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