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荒川和久

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独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

報告

補足人口動態統計には速報値、概数値、確定値の3つがありますが、本記事は概数値の2024年半年分となります。半年で33万人だから単純に2倍して66万人ということはない(例年7-8月の出生数がもっとも多いから)ですが、それにしても年間70万人割れは確実です。 速報値ではすでに1-8月までの数字が出ていますが、それも前年同期間比5.3%減なので、そこから類推しても2024年の年間出生数は68万人台になる見込みです。 私は、コロナ禍における若者への規制は、2023-2025年の出生数の減少に大きく影響すると申し上げていましたが、事実その通りになりました。2023-2025年に第一子が産まれるためには、2020-2022年において親となる二人が出会っていないといけない計算になるからです(交際期間中央値が大体3年なので)。 勿論、それだけが出生減の要因ではないが、出生数の減少基調はまだまだ続くでしょう。

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コメンテータープロフィール

荒川和久

独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

広告会社において、数多くの企業のマーケティング戦略立案やクリエイティブ実務を担当した後、「ソロ経済・文化研究所」を立ち上げ独立。ソロ社会論および非婚化する独身生活者研究の第一人者としてメディアに多数出演。著書に『「居場所がない」人たち』『知らないとヤバい ソロ社会マーケティングの本質』『結婚滅亡』『ソロエコノミーの襲来』『超ソロ社会』『結婚しない男たち』『「一人で生きる」が当たり前になる社会』などがある。

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