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門倉貴史

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エコノミスト/経済評論家

報告

見解政府が「次元の異なる少子化対策」を推進する中にあっても、出生数の減少に歯止めがかからないのは、少子化対策が児童手当や育児休業給付など子育て世帯への支援にとどまっているからだ。  すでに子どもがいる世帯にとっては恩恵があっても、未婚で子どものいない若い世代にとって、現在の少子化対策は、婚活や妊活のインセンティブ(動機づけ)にはなっていない。  手取り所得を増加させて経済的な不安を取り除くなど、未婚で子どものいない若い世代に対する支援策を拡充しない限り、30年代に入るまでに出生数を反転させることは難しいだろう。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 石川一郎

    学校改革プロデューサー

    見解教育現場にいる者として一言コメントをします 現在の高校生は一学年100万人を少々上回るくらいいますが…続きを読む

  • 荒川和久

    独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

    補足人口動態統計には速報値、概数値、確定値の3つがありますが、本記事は概数値の2024年半年分となります…続きを読む

コメンテータープロフィール

1971年神奈川県生まれ。95年慶応義塾大学経済学部卒業、同年銀行系シンクタンク入社。99年日本経済研究センター出向、00年シンガポールの東南アジア研究所出向。02年から05年まで生保系シンクタンク経済調査部主任エコノミストを経て、現在はBRICs経済研究所代表。同研究所の活動とあわせて、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」など各種メディアにも出演中。また、雑誌・WEBでの連載や各種の講演も多数行なっている。『図説BRICs経済』(日本経済新聞社)、『増税なしで財政再建するたった一つの方法』(角川書店)、『オトナの経済学』(PHP研究所)、『日本の「地下経済」最新白書』(SB新書)など著作多数。

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