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天野和利

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時事通信社・昆虫記者

報告

補足ヘビトンボの幼虫は漢方薬になりますね。見た目はカワムカデの別称が示すように、相当に恐ろしげ。成虫のヘビトンボも恐い顔です。トビケラの幼虫は現場で調達できる魚釣りの餌として重宝されています。ヒゲナガカワトビケラの幼虫のクロカワムシは、石の下に張り付いた砂利を固めたような巣の中にいて捕まえやすいので、良く釣り餌に使ってました。クロカワムシはザザムシの中では一番グロテスクな感じですが、食材としてはわりと人気があります。地上では虫が少ない冬でも、水中にはたくさん虫がいるので、虫好きにとってはありがたいです(水が冷たいのは我慢)。運が良ければ、オニヤンマ、ギンヤンマとかのヤゴに出会えることも。

コメンテータープロフィール

天野和利(あまのかずとし)。時事通信社ロンドン特派員、シンガポール特派員、外国経済部部長を経て現在は国際メディアサービス班シニアエディター、昆虫記者。加盟紙向けの昆虫関連記事を執筆するとともに、時事ドットコムで「昆虫記者のなるほど探訪」を連載中。著書に「昆虫記者のなるほど探訪」(時事通信社)。ブログ、ツイッターでも昆虫情報を発信。

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