【今さら聞けない】パンケーキとホットケーキの違いって何?「語源」を知ると覚えやすい
こんにちは、料理家ふらおです。
先日、私が書いた『【触るな危険】ホットケーキが「ふわふわ」にならない理由はコレ。すぐマネできる3つの改善点!』という記事の読者さんから、こんな質問をいただきました。
「今さらなんですが、そもそもパンケーキとホットケーキの違いって何ですか?」
言われてみれば、その違いって何だろう…。恥ずかしながら、すぐに回答できなかったため、相当量のウェブサイトなどを調査し、その違いについて確認しました。
今回はその調査結果をお伝えしたいと思います。この記事を読めば、知人や家族から「ホットケーキとパンケーキの違いって何?」という質問を受けても、スマートに答えられるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
まずは結論!
「前置きはいいから、早く違いを教えて!」という方が多いかと思うので、先に結論からお伝えすると、こうなります↓
「ホットケーキはパンケーキの一種」
パンケーキという大カテゴリーの中に、ホットケーキという小カテゴリーが存在する、ということが結論になります。例えてみると…
- 「阪神タイガース」は「プロ野球球団」の一種
- 「たこ焼き」は「粉もん」の一種
- 「道頓堀」は「大阪の観光地」の一種
- 「ホットケーキ」は「パンケーキ」の一種
この例えの流れで読んでもらうとイメージしてもらいやすいかなと思います。
もう少し詳しく!
この結論だけを聞いても「なるほど、そういことか!」という納得感は得られにくいかと思うので、なぜ上記の結論に達したのかについて、少し深堀りしてみます。
結論に達した経緯まで理解できれば、「ホットケーキとパンケーキの違いって何?」という質問にも答えやすくなります。
理解すべきは「語源」
突然ですが、「パンケーキ」の語源を知っていますか?
「パンみたいなケーキだから、パンケーキでしょ?」
と思った方も少なくないかもしれませんが、実は違うんです。
パンケーキの「パン」とは「底の平らな取っ手のついた鍋(英語でpan)」のことだったのです。つまり、パンケーキの語源は「パンで焼いたケーキ」ということです。
そしてここで、「ホットケーキ」の作り方に注目してみましょう。ホットケーキは「フライパン(frying pan)」を使って焼くことが一般的ですよね。
そうです、もうお分かりかと思いますが、ホットケーキは「(フライ)パンで焼いたケーキ」である。つまり「パンケーキ」の一種ということになります。
そして前述した結論に辿り着くというわけです↓
「ホットケーキはパンケーキの一種」である。
事実、アメリカでは分厚くフワフワした生地を主にパンケーキと呼ぶ一方で、イギリスではクレープのような薄い生地のことをパンケーキと呼んでいます。このことからも「パンケーキ」とは様々な種類の「パンで焼いたケーキ」の総称である(特定の1つではなく色々な種類が含まれていること)が理解できると思います。
日本で生まれた和製英語である「ホットケーキ」も、それら沢山のパンケーキの中の一種類である、ということですね。
まとめと回答のテンプレ
いかがだったでしょうか。「パンケーキの語源」と「ホットケーキの作り方」に注目することで、「パンケーキとホットケーキの違い」について一定納得のいく答えを見出すことができました。
これから「パンケーキとホットケーキって何が違うの?」と質問されたら、こう答えてみるのはどうでしょう↓
「ホットケーキはパンケーキの一種だよ。パンケーキは『パンで焼いたケーキ』の総称だから、フライパンで焼くホットケーキは広い意味で『パンケーキの一種』と言えるんだよ」
いかがでしょう。非常にスマートな印象を与える回答の1つと言えるのではないでしょうか。ぜひ、くり返し口に出してみて、いざという時にお役立てください。
*なお、パンケーキとホットケーキの違いには諸説あります(絶対にコレ!という説はないのが現状のようです)ので、その点はくれぐれもご承知おきください。
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また、冒頭で紹介した「ホットケーキをフワフワにするための3つの改善点」の記事もぜひ一緒にお楽しみください。
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