【秋田県大仙市】こんなにすごい施設だっけ?大人になって感じた価値ある施設|秋田県立農業科学館
子供の頃、家族と頻繁に訪れていた秋田県立農業科学館。筆者がここに来るのは十数年ぶりです。週末になると「やすらぎ広場」はいつもにぎわっていて、かけっこをしたり、昆虫採集に夢中になったのを覚えています。
農業科学館は秋田県で培われてきた環境・栽培技術、農村の姿などを科学的な視点から紹介する施設です。農林業や農山村の姿、民俗などを学べる展示や、食と農業について紹介する展示は、秋田の歴史を知りたい方にとって必見です。
第一展示室
ジオラマや等身大の人形を用いた展示方法は、パネルの文字だけでは伝わらない雰囲気や生活感まで伝わってきます。当時はどんな会話をしていたんだろう、と物思いにふけながら見るとさらに楽しめます。
第二展示室
第二展示室では、私たちに身近なテーマをもとにした農業や化学、食や農業について学ぶことができます。食・農コーナーでは秋田の伝統料理や発酵文化などを展示し、秋田の新品種を紹介する展示もありました。
熱帯温室
熱帯・亜熱帯植物などが約200種類栽培される、熱帯温室。この日はサンタンカ、甘夏みかん、ハイビスカスなどが見れました。スタッフによると、冬に来るとまた違う花や果実が見ごろになるとのことでした。四季を通して楽しめ、秋田では珍しい植物がたくさん栽培されています。
子供の頃は意識していなかった秋田の歴史や文化。大人になって、その魅力や存在意義を尊く感じるようになると、農業科学館の見え方はがらりと変わりました。次世代に残すべき価値がある施設なんだなと、筆者は強く思うのでした。
農業科学館では展示や熱帯温室のほか、親子で参加できる園芸や食の体験、6月中旬~7月下旬にはバラフェスタ、9月下旬~10月中旬にはオータムフラワーフェスタなども楽しめます。ぜひこの夏、お子様と足を運んでみてはいかがでしょうか。
撮影協力:秋田県立農業科学館