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キャンプでの盗難リスクが増加中!狙われやすいアイテムの理由と防犯対策をプロキャンパーが紹介します

いわもととしたつキャンプクリエイター/アウトドアライター
Photo by 写真AC

キャンプ場での盗難リスクが増加していることをご存知でしょうか?自然を満喫してリフレッシュ出来るのがキャンプの魅力ですが、心無い方によってギアが盗難に遭うという事もしばしばあります。

本記事では、特に注意すべき盗まれやすいキャンプ用品とその防止策について詳しく解説します。盗難の被害を未然に防ぐために、この記事を参考にして安全なキャンプライフをお過ごしください。

盗まれやすい意外なキャンプ用品とは?

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ご存じの通り、キャンプ用品は高価なものが多く、盗んだアイテムを中古品買取店やフリマアプリで売るというケースが増えています。

以下は、キャンプ場で盗まれやすい「意外なアイテム」の例です。これらは価値が高く、軽量で持ち運びやすいため、盗難の対象になりやすいのが特長です。

クーラーボックス

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クーラーボックスはキャンプに欠かせないアイテムですが、驚くほど盗まれやすい道具の一つ。特に保冷性能が高い高級クーラーボックスは、再販価値が高いため、盗難のターゲットになりやすいのです。

クーラーボックスは持って歩いていても違和感が無いため、盗んでも目立ちにくいという特徴もあります。

キャンプチェアやテーブル

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軽量で持ち運びが容易なキャンプチェアやテーブルも盗まれやすいアイテムとされています。キャンプへ持って行くために携行性を高めた結果、盗難に遭いやすくなるという皮肉な運命にあります。

電子機器(カメラやポータブル電源)

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カメラやポータブル電源といった小型の電子機器もキャンプ場では盗まれやすいアイテム。これらは小型であるため持ち運びが容易であり、再販価値が高いことから盗難リスクが高いと考えられます。

照明機器

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ランタンやポータブル照明も盗難の対象となりやすいですね。特に夜間に使うことが多いアイテムであるため、寝る時にも置きっぱなしにされる事が原因です。防犯対策を講じていないと、簡単に持ち去られることがあります。

盗難を防ぐための簡単な対策

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盗難のリスクはどのキャンプ場でも存在しますが、適切な防犯対策を取ることで、盗難のリスクを大幅に軽減することができます。以下に、盗難防止に役立つ実践的な対策をいくつか紹介します。

ロック付きの収納を活用する

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盗難防止の最も基本的な方法は、鍵付きの収納やロック付きのギアを活用することです。ロックのできるストレージを導入すれば高価な物でも簡単には盗まれませんし、テント内に収納する際にはテントに鍵をかけることで、盗難リスクを減らすことができます。ダブルジッパーだとナンバーロックや南京錠を掛けるだけでも絶大な効果が得られるでしょう。

盗まれたくないアイテムに鈴をつける

着けやすい「釣り鈴」もオススメ Photo by 写真AC
着けやすい「釣り鈴」もオススメ Photo by 写真AC

本当に効果があるの?と思うかもしれませんが、盗む側の心理を考えると鈴がついているキャンプギアを運ぶのは非常にリスクが高いでしょう。特に夜間は鈴がついている事で盗難に気付く可能性もあるのでおススメです。

目立たない収納

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高価なキャンプ用品を目に見えない場所に保管することも効果的です。特にクーラーボックスや電子機器は、外に放置すると盗難のリスクが高まるため、車内に保管するか、目立たない場所に隠すようにしましょう。シンプルですが、狙う物が無いと盗む側もリスクを冒してまで行動しないので効果的です。

センサーライトやカメラの設置

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夜間、モーションセンサー付きの照明を設置することで、泥棒を寄せ付けない効果が期待できます。サイトの周囲に照明を配置することで、泥棒が暗闇を利用して近づくのを防ぐことができます。また、携帯可能な防犯カメラを設置して、無人の時間帯にも監視をするという選択肢もアリです。

隣人との連携

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隣のキャンパーにお願いして荷物を見てもらう、というのは性善説的に正解ですが、中々信用ならないというのも事実。しかし、少なくとも近隣のサイトのキャンパーに挨拶をして、顔を覚えておいてもらうというのは重要です。

そうする事により、見覚えのないキャンパーがサイトに入っている場合に疑問に思う可能性もありますし、場合によっては犯人特定の鍵になる事も考えられます。

万が一盗難に遭った場合の対応策

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どんなに対策を講じても、盗難に遭うこともあります。そんな時は、冷静に対応し、以下のステップを踏むことが重要です。

キャンプ場の管理者に連絡

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まずは、盗難が発生した場合、キャンプ場の管理者にすぐに連絡しましょう。管理者は周辺の監視カメラを確認したり、他のキャンパーに協力を呼びかけたりすることができます。

警察に通報

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特に高価なアイテムが盗まれた場合は、警察に通報し、盗難証明書を作成してもらいましょう。後述するレジャー保険に加入している場合、証明書があれば、申請がスムーズに進むほか、盗まれたアイテムが見つかる可能性も高まります。

特にカメラや電子機器にはシリアル番号が付いていることが多いため、事前にメモしておくと便利です。

レジャー保険を活用

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高額なキャンプギアを所有している場合、事前にレジャー保険に加入しておくことをおススメします。レジャー保険は盗難だけでなく、誰かの持ち物を損傷させたり、怪我をしたりする場合にも有効なので検討してみるといいでしょう。

安全なキャンプ場選びのポイント

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盗難リスクを減らすためには、適切なキャンプ場選びも重要。セキュリティ設備が整っているキャンプ場を選ぶことで、盗難リスクを大幅に軽減できます。以下のポイントに注意してキャンプ場を選びましょう。

繁忙期を避ける

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キャンプ場が混雑している時期や場所では、盗難のリスクが高まります。特に、夏休みや週末の混雑する時期は、他のキャンパーが多いため、目が届かなくなることが多いでしょう。できるだけオフシーズンにキャンプを計画することで、リスクを減らすことができます。

セキュリティ設備が整ったキャンプ場を選ぶ

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キャンプ場によっては、監視カメラがあったり、宿直のスタッフさんがいるところもあります。事前にキャンプ場のセキュリティ対策について確認し、必要な設備が整っているかどうかを調べると安心です。ゲートで入退場を管理しているとなお良いでしょう。

まとめ

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キャンプを楽しむためには、盗難リスクを理解し、対策を講じることが重要です。盗難は高価なアイテムに限らず、意外なアイテムもターゲットになります。対策として、ロックやセンサーライトを活用し、貴重品を目立たないように保管することが推奨されます。また、万が一盗難に遭った場合の対応策を知っておくことも、トラブルを最小限に抑えるために必要です。

キャンプクリエイター/アウトドアライター

『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、子どもはもちろん大人の環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。実体験を通したキャンプの知識や雑学、マニアならではの考察についてお届けしていきます。

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