せっかくのキャンプなのに雨予報…。大変でも雨のキャンプをやってみた方がいい3つの理由とは
キャンプの予定を立てていても、雨予報で予定変更を余儀なくされる…。キャンパーなら誰しもが苦い経験をしたことがあるのではないでしょうか。
雨が降るタイミングによっては、やろうと思っていた事のほとんどが制限され、ギアは濡れ、自分たちも濡れて散々な目に遭うので、いっそキャンセルするという方も少なくないでしょう。
しかし、雨のキャンプは1回くらい体験した見た方がいいんじゃないかと思っています。その理由を3つに分けて解説していきます。
①キャンプの本質である「自然の中で暮らす」を体験出来る
キャンプの醍醐味は、ただ外で遊ぶだけではなく、自然とともに過ごす「非日常の暮らし」を体験することにあります。 雨の日のキャンプでは、風や湿気、気温の低下など、自然がもつ多様な一面に気づくきっかけを与えてくれるのです。
テントやタープの設営場所、風向きの影響を考慮した配置、雨を凌ぐタープの張り方など、普段のキャンプ以上に気を配る場面が増えるため、自然環境に対する感覚が磨かれます。
②雨の日に起る良い事・悪い事を発見出来る
雨予報でもあえてキャンプをする理由の一つに、「悪い事」を想定しておくという考え方もあります。夏場のキャンプでは予報に無いゲリラ豪雨を経験することもありますが、そんな時に雨キャンプで得た経験は役に立つのです。
例えば、いくらテント内で雨を凌いでいても地面を伝って中に水が入ってきたり、キャノピーを作っていても雨水の逃げ場を作ってあげないと危険だったり、細かいですが注意するポイントがいくつかあります。
逆に、雨の日だから良い事もあったりします。ほとんど人のいないキャンプ場を独占出来たり、フライシートを叩く雨の音をBGMにゆったり本を読んだり...。やってみると意外とハマるかもしれませんよ。
③チームで問題に立ち向かう経験が積める
雨のキャンプは、一緒に行く仲間や家族と協力し合うことがより求められます。テントやタープをよく設営する、濡れたギアを管理する、雨を避ける為の工夫など、チームで問題に向き合う姿勢が大切です。
特に家族でキャンプをする場合は、これを乗り越える事で絆が深まる可能性もあります。(もちろん、その逆もあり得ますが...)
ただし、対策は万全に!
雨のキャンプには得られる事も多いですが、しっかりとした準備が必要なのは言うまでもありません。 防水性の高いテントやタープ、インナーテントにはフットプリントやグラウンドシートを敷くなど、雨でも快適に過ごすことが出来る工夫はしておきたい所です。焚火も出来ないので、食事の準備をどうするかというのも考えておかないといけないですね。
こういったことを考えていくというのもキャンプスキルを上げるための過程だったりします。本当に雨キャンプをやるかどうかは別として、降ったらどうするというのを考えてみるだけでも自身の成長につながるかもしれませんね。