横須賀市の楽しい情報を発信！チャレンジャーのうみちゃんです。

人生の中で未体験のことは数多くありますが、その一つが「釣り」です。「釣り」は初心者がどこからどうやって始めるのか分からないことが多いので、敷居が高いイメージでした。

ヨコスカ釣りっ子クラブ

生まれも育ちも横須賀育ちの釣りガールなっちゃん（通称）は、釣りに魅せられて全国各地で釣りをしています。

「釣りの魅力は年齢問わず、釣りを楽しむことができ喜びを笑顔で共有できること。釣りが初めての人でも気軽に参加できる会を作りたい」と今年の春にヨコスカヨコスカ釣りっ子クラブを作りました。

釣りを愛する人たちと一緒に釣りを楽しみたいという趣旨の会は会費不要、自由参加（乗船料・貸竿実費）です。

第1回目は3月10日に新安浦魚港こうゆう丸にてアジ釣りを開催し、大盛況でした。

今回は2回目を開催するとのことで、取材させていただきました。

早起きしてやってきたのは、京急久里浜駅、JR久里浜駅から徒歩3分のところにある船宿みのすけ丸です。戦後すぐから営業を行う老舗の船宿です。

皮はぎ釣りと言えば”みのすけ丸”、みのすけ丸と言えば”皮はぎ”と言われているくらい、皮はぎ釣りでは有名な船宿。

初心者にも丁寧に教えてくれ、竿など低料金で貸し出しているためクーラーボックス一つで気軽に釣りを楽しめることで大人気です。

「これからの季節からお彼岸あたりまでは、あまり混んでいないので、おすすめですよ」と女将さんが教えてくれました。

カサゴ釣り

みのすけ丸では皮はぎ以外にも太刀魚やシロギス、カサゴ、アマダイ、アジなどの船も出ています。

今回はカサゴ釣りです。

仕立て（貸切10名まで）95,000円。1人分の実費は9,500円と貸竿派300円〜です。カサゴの餌（鯖の切り身）がついています。

0歳からお父さんの釣りに連れて行ってもらっていたという方や釣りは何十年も経験があるというベテランさん、カワハギ釣りが大好きという女性の方のほか、釣りが初めていう方など9名が参加しました。

初めて釣船に乗り込みます。

釣船の両側には段が付いており、ベンチのように座ることができる構造になっています。丸い穴は釣竿を入れておく場所です。

手慣れた手つきで準備をしています。釣竿に釣り糸をセットしています。

「船には屋根がないから、日焼け対策は大事だよ」と帽子に日除けカバーをつけ、日焼け止めを念入りに塗っていらっしゃいます。

座る際には座布団が大事とのこと。

座席部分は朝は船が水で濡れていることあり、暑い日は太陽の光で熱くなります。また硬くて長時間座っているとお尻が痛くなるため「座布団は持ってきた方がいいよ」と教えてくれました。

釣りに必要なものが具体的に分かり、勉強になります。

7時30分に出発し、沖上がりは14時30分です。岸から女将さんが手を振ってくれています。行ってきます！

船で平作川を下るのは初めてです。新鮮な景色ですね。

久里浜海岸の沖に出ました。正面には横須賀火力発電所が見えます。

（※音が出ます。ご注意ください）

爽やかな朝の船出の様子をご覧ください。

久里浜沖まで進むと船が止まり「プー」とブザーが鳴ります。これが「釣り開始」の合図です。

皆さんが一斉に竿を下ろしていきます。

なんとも美しい光景です。大きな船が行き交う様子や波の輝きに感動します。

午前中は船上はやや肌寒く、裏起毛のパーカーを着ていても、ちょうど良いくらいです。

釣竿を固定する便利グッズが市販されているそうです。板は船宿で貸してくれます。

お祭りだ！

「お祭りだよ、お祭り！」と声が聞こえました。

え！？海上でお祭りをやっているの？と思ったところ「おまつり」とは他の人の釣り糸と自分の釣り糸が絡まったという意味だそうです。

絡まった部分を丁寧にほどいて再開です。

船長さんの仕事

操舵席では船が止まっている最中でも、横のレバーを動かして操作しています。

「船が止まっているように感じるけれど、何もしなければ船が潮の流れで流されてしまうから少しずつ動かしているんだよ」とベテラン船長さんが教えてくれました。

船長さんは釣れるスポットを熟知しており、一定時間が経過すると次のスポットへどんどん移動していきます。

久里浜沖から観音崎沖まで来ました。

潮の流れや底の岩場の状況により、よく釣れる場所もあれば、魚があまり餌に食いつかない場所もあるようです。

筆者も体験させていただきました。

おもりが岩に当たる感覚や魚が餌を食べようとするときに「ぶるっ」とスマホのバイブのような感覚を体感でき、釣りの面白さが分かったような気がします。

竿を上手に操りながら、釣りをしていいます。楽しそうですね。

休憩して、こんな「お楽しみ」もいいですね。美しい海の上で爽やかな風、暖かい陽の光の下でビールを飲むのは最高です。

大きな船が通ると影響で船が大きく揺れますが、それ以外はブランコのような揺れとエンジンの振動が続きます。

筆者はその揺れが心地よく、午後にはお昼寝をしてしまいました。

釣れたよ！

釣りが初めてという方は、なんと９尾も釣りました。「初めてなのに釣れて嬉しい。釣りにハマりそう」と笑顔で仰っていました。

なっちゃんは20尾以上釣りました！

小ぶりなサイズから大きいサイズまで釣れています。

この日、一番大きなカサゴです。色が鮮やかで美しいですね。

2尾が一度に釣れました。

こちらも大きなサイズです。

小さめのサイズは唐揚げにすると美味しいとのこと。

カサゴ以外の魚も釣れました。

皆さん、大漁でした！

6月はアジ釣りを開催

猿島周辺のアジは「猿アジ」と呼ばれ、特に美味しいそうです。

アジは初心者でも釣りやすいとのこと。

釣りが好きな方、これから釣りを始めたい方、一緒に釣りに行きませんか？

お問い合わせ・参加申込はヨコスカ釣りっ子クラブ なっちゃんまでお願いします

「今後は陸釣りなどでも、子どもたちに釣りの楽しさを伝える活動をしてきたい」と話すなっちゃん。

釣りの楽しさが多くの人に伝わり、釣りの輪が広がる活動を応援しています！

○船宿 巳之助丸様に取材協力をいただきました。ありがとうございました。

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