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【横須賀市】これが本当の隠れ家的居酒屋☆旨さは儚い口溶け!こだわりのないお店のこだわりとは?

うみのとなり地域クリエイター(横須賀市)

地域情報発信ライターの海のとなりです。

横須賀中央駅の『昭和を感じるレトロな街』といえば、若松マーケット。1946(昭和21)年に戦後の闇市としてスタートし、昭和30年代からは飲食店や日用品店が数多く店を連ねていたそうです。

現在も多くの小料理屋や飲み屋があり、夜はもちろん、昼間でも昼カラオケの店からは、元気な歌声が聞こえてきます。

若松マーケットは路地裏探検のようなワクワク感がありますね。

米が浜方面行く際に近道として、昼間に通ることが多いですが、人生初!夜の若松マーケットにデビューしました。

これが本当の隠れ家?

横須賀中央から徒歩1分のところに居酒屋じゅん屋があります。

2022年1月にオープンして以来、良心的なお値段で美味しい料理を提供してくれると評判のお店です。

諏訪神社前を通り、少し進んだ左手の路地の奥にお店があります。

住所だけを手掛かりにお店を探したところ、道に迷い、諏訪神社まで引き返して、ようやく見つけました。

周囲のお店はシャッターが閉まっており、人の気配がなく静まり返っています。若松マーケットが動き出す前かもしれません。

17時から開店する居酒屋じゅん屋には提灯が灯っており、明るい光が「こっちだよ。」と手招きしているようです。

店頭の看板にはお酒に合いそうなメニューがたくさんあります。楽しみですね。

店内はカウンター席6席あり、最大9名までOKだそうです。

木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気です。

なんでも揃っているお酒

お酒のこだわりを伺ってみました。

「・・・うーん。こだわりがないのがこだわりですかね。ラベルのデザインで決めることもあるし。」と、はにかむ店長さん。

こだわっていないだけに、お酒はビールや酎ハイ、ワイン、日本酒、焼酎、果実酒など何でもあります。

ブランデーをジンジャーエールで割った若松マーケット生まれのカクテル、横須賀ブラジャーもありますよ。

カウンターに焼酎を発見しました。赤と紫のラベルがかっこいいですね。

右は濱田酒造の薩州 赤兎馬の中でも「紫芋」を使用した「紫」の赤兎馬です。

左の本格麦焼酎「薩州 呂布(りょふ )」は三国志の猛将「呂布」をイメージしてつくられた麦焼酎です。

芋焼酎が大好きなので「紫」の赤兎馬をロックで注文しました。

吸い込まれそうな透明感が綺麗です。芋の香りというよりも、百合のような華やかなすっきりとした清廉な香りがします。

飲んでみるとまろやかさしみじみと美味しさを感じます。クセがなくて軽くて飲みやすいです。

絶品のお通し

右はマグロの角煮、左はワカメの煮物とちくわです。

マグロのしっとりとした柔らかさにびっくり。

マグロやカツオなどを自分で煮たときは固くなってパサパサするのですが、プロが調理するとこんなにもとろける味わいになるのですね。

ジュレ状の煮凝りはマグロの旨味が凝縮しており、口の中で溶けていきます。

ここで焼酎を一口。

パンチのある芋焼酎なのに、マグロの角煮の美味しさは負けていません。焼酎によって、料理がより一層美味しく感じます。

わかめは煮ているため、ほんのり味が染み込んでいます。それでいて、ぐずぐずに溶けているのではなく、歯応えが残っており、絶妙な煮具合です。ちくわも美味しいです。

『オススメ』は外せないですよね。

お刺身や天ぷらなど、どれもお酒に合いそうですね。本マグロ刺しが目に入ったので、お刺身の3点盛りを選びました。

一瞬にしてとろけます

「はい。」と出してくれたお刺身の盛り方も色も美しくて、思わず見惚れました。

瑞々しく艶があり、淡いピンク色です。

天然マグロ希少部位のツノ身とほほ肉です。

ツノ身ほほ肉もマグロ1本から2本しか取れません。しかもツノ身は魚体の重さ50kg級のまぐろからでも、約8g程度しか取ることができない超貴重な部位だそうです。

いつもは醤油をつけて食べますが、そのままを味わいたくて、何もつけずに食べてみました。箸でつかむとふわふわです。

口の中に入れると甘さと旨みが広がり、一瞬で溶けてなくなってしまいました。儚い旨さに感激です。

丁寧に下処理がされており、マグロの臭みは全くありません。

ほほ肉はツノ身よりも弾力があります。赤い色は鮮度が良い証拠。噛むごとにマグロの旨みを感じます。淡白な味であっさりして美味しいです。

釣り人から仕入れているというは花が咲いたように綺麗に切り込みが入っていますよ。脂が乗っており濃厚です。

太刀魚の表面は軽く炙られています。「炙り」のひと手間で香ばしさが引き立っています。新鮮なので太刀魚のコリコリ食感と滲み出るような旨味が最高です。

本日のぬか漬け

きゅうり、にんじん、セロリのぬか漬けです。鮮やかな色ですね。3日間漬けたとのこと。

自分で漬物を漬けたときは水分が出てシワシワになってしまうのですが、じゅん屋さんのぬか漬けは瑞々しくてシャキシャキしています。

塩分は控えめなので、サラダ感覚で食べることができますよ。

キビナゴ天

キビナゴ天です。量がかなりあります。ごま塩をチョンチョンと付けていただきます。

衣はサクッ、身はふわぁっとしています。美味しくて、箸が止まりません。これがまた、焼酎には良く合うのです。

全てを食べ終わったところで驚いたのは、天紙には油染みが全くありません。店長さんの腕の良さを実感します。

こだわりのないメニュー

「お客さんのリクエストに応えていたら増えたんですよね」というメニューは和洋中、何でもあります。

「豚なんこつビール煮」「砂肝にんにく炒め"とか" 」「きゅうりの何か」などオリジナリティーが溢れるメニューが楽しいですね。

リクエストをすれば大体のものは作ることができるそうです。

じゅん屋さんでは馬刺も新鮮で美味しいと人気があります。馬のハツ刺やフタエゴ刺しなど希少価値の高い部位もあり、珍しいですね。お値段もリーズナブルです。

これはぜひ食べてみたいですね。

もともと、天ぷらをメインにする予定だったとのことで、天ぷらメニューも豊富です。5品選ぶ野菜天ぷらはボリュームがありオススメだそうです。

天ぷらをつまみにして日本酒を飲むというのも趣がありますね。

ご飯物・炭水化物メニューも美味しそうです。

テイクアウト

テイクアウトもできるそうです。

通常はパックに入れてくれるそうです。モツ煮など汁がある料理は容器がないためタッパーなどを持参すれば対応可能だそうです。

容器持参はエコでいいですね。

こだわりのないお店のこだわり

「テイクアウトもできるけれど、やっぱり出来立てを食べてもらいたいですよね」

これです、これ!

じゅん屋さん、私は見逃しませんでしたよ。

大人が一人通ることができるくらいのスペースで、手際よく調理する所作美しい包丁さばき盛り付け食材の丁寧な下処理繊細な味付け、手入れされた調理器具や清潔感のある厨房など。

店長さんの料理に対する真摯な姿勢とお客さんに「美味しいものを一番美味しい状態で食べてもらいたい」という想いこそが「こだわり」ですよね。

じゅん屋さんの料理が食べてみたい

多くを語らず謙虚な店長さんですが、基本を大切にさまざまな経験をしてこられたことでしょう。

丁寧な仕事と腕の良さは「じゅん屋さんの料理が食べてみたい」というお客さんの多くのリクエストが物語っています。

みんなでワイワイと楽しむも良し、一人でゆっくり料理を味わうも良し、こだわりはないけれど旨い料理とお酒が何でも揃う居心地の良い居酒屋です。

今回は隠れ家なので、あえて地図は載せません。住所を頼りにたどり着いてくださいね。

じゅん屋さんのとっておきのお料理とお酒が待っていますよ。

☆じゅんや兄さん、取材させていただきありがとうございました。また食べに行きます!

居酒屋じゅん屋
横須賀市若松町3-14
TEL 046-815-1043
営業時間 平日17時~24時 金・土17時~ラスト
定休日 日曜 
店内:禁煙 外に灰皿あり
若松マーケット内HP
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大好きヨコスカ!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆次は馬刺しと焼酎に決まり!

地域クリエイター(横須賀市)

広報・営業・マーケティング歴約20年、ライター歴5年 「横須賀っていいな」「行きたいな、住みたいな」と思ってもらえる情報を発信しています。 地元の人々の温かさと魅力を伝えたい! 月間MVA2023年7月、2024年7月受賞 取材希望の方はSNSからお気軽にDMくださいね。

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