今年の開幕投手30人のうち、WBC出場は大谷翔平ら7人。サイ・ヤング賞投手は8人
メジャーリーグは、3月30日に開幕を迎え、15試合を行う。この日の先発マウンドに上がる、30人の開幕投手のうち、今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場したのは7人だ。
大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は日本の選手として出場し、MVPを受賞した。マイルズ・マイコラス(セントルイス・カーディナルス)はアメリカ、フリオ・ウリーアス(ロサンゼルス・ドジャース)はメキシコ、パブロ・ロペス(ミネソタ・ツインズ)とエデュアルド・ロドリゲス(デトロイト・タイガース)はベネズエラ、マーカス・ストローマン(シカゴ・カブス)はプエルトリコ、 サンディ・アルカンタラ(マイアミ・マーリンズ)はドミニカ共和国の投手として投げた。
カーディナルスの開幕投手は、マイコラスとともにWBCで投げたアダム・ウェインライト――3月19日の準決勝は、ウェインライトが先発投手として投げ、マイコラスはウェインライトに続いて登板した――が予定されていたが、21日にウェイト・ルームで股関節を痛め、開幕に出遅れる。
一方、サンフランシスコ・ジャイアンツで開幕投手を務めるローガン・ウェブは、昨年12月にアメリカのメンバーとしてWBCに出場することを表明したものの、2月に発表されたロースターには入らなかった。
6年前の2017年は、開幕投手のなかに、その年のWBCに出場した選手が9人いた。
今年のマッチアップは、以下のとおり。
ニューヨーク・メッツ対マーリンズは、サイ・ヤング賞投手が投げ合う。マックス・シャーザー(メッツ)は、2013年と2016~17年に受賞。アルカンタラは、昨年選出された(「昨年のサイ・ヤング賞投手、バーランダーとアルカンタラは「最も価値ある投手」ではなかった!?」)。
この2人を含め、サイ・ヤング賞投手は8人。それぞれの受賞は、ザック・グレインキー(カンザスシティ・ロイヤルズ)が2009年、コリー・クルーバー(ボストン・レッドソックス)が2014年と2017年、ブレイク・スネル(サンディエゴ・パドレス)が2018年、ジェイコブ・デグローム(テキサス・レンジャーズ)が2018~19年、シェーン・ビーバー(クリーブランド・ガーディアンズ)が2020年、コービン・バーンズ(ミルウォーキー・ブルワーズ)は2021年だ。