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大谷翔平の「10試合連続打点」は今世紀何人目!? 現チームメイトも5年前に10試合続けて打点を記録

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Jun 26, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月26日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、前日に続き、先頭打者ホームランを打った。これにより、6月16日から10試合連続打点とし、ドジャースの球団記録を塗り替えた。

 今世紀に入ってから、10試合以上続けて打点を挙げたのは、見落としがなければ、大谷が18人目だ。昨シーズンは、3人が記録している。エウヘニオ・スアレス(当時シアトル・マリナーズ/現アリゾナ・ダイヤモンドバックス)とトレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)が10試合連続打点、マット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)は11試合連続打点だ。

 また、大谷の現チームメイトと元チームメイトも、10試合連続打点を記録したことがある。

 現チームメイトのフレディ・フリーマンは、ブレーブス時代の2019年に、10試合続けて打点を挙げた。このストリークは、1951年のシド・ゴーマンと並び、オルソンに抜かれるまでは、ブレーブスの球団記録だった。

 ロサンゼルス・エンジェルスで大谷とチームメイトだったジャレッド・ウォルシュ(現シカゴ・ホワイトソックス)は、2020年にエンジェルスで10試合連続打点だ。このストリークの5試合目は、11回表にホームランを打ち、大谷とアンドレルトン・シモンズを生還させた。

 エンジェルスの球団記録は、ギャレット・アンダーソンが保持している。2007年に、12試合続けて打点を挙げた。

 今シーズン、ウォルシュは、4月下旬にテキサス・レンジャーズを退団し、5月上旬にホワイトソックスへ入団した。ホワイトソックスでは、メジャーリーグに昇格していない。AAAの35試合で7本のホームランを打っているものの、打率と出塁率は.184と.279、OPSは.691に過ぎない。

 なお、メジャーリーグ記録は、1922年のレイ・グライムスによる17試合連続打点だ。2001年以降では、2009~10年にホルヘ・カントゥが記録した、14試合連続打点が最も長い。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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