4年前から分かっていた!?小池知事への都庁職員からの辛辣評価 しかし、テレビ・新聞は報道控えめ
東京都知事選挙が7月7日に迫っている。小池知事は2016年の初当選時に公約「七つのゼロ」を掲げ、その中の一つに「満員電車ゼロ」があったが、鉄道のラッシュ時の混雑率が低下したという話があるが、これはコロナ禍の影響が大きく、首都圏の満員電車は着々と復活しているなど、公約達成ゼロではないかという指摘も多い。
ネット記事やYouTubeでは、学歴詐称疑惑などさまざまな疑惑が報じられているが、テレビや新聞ではこうした報道はほとんど目にしないことから、ネット上にはこうした状況に不満を持つ有権者からの辛辣なコメントが多く寄せられているようだ。
4年前に明らかになっていた都庁職員からの評価
筆者のもとにもこうした小池都知事に対する都庁職員のナマの声があるという情報を読者の方からいただいたことから、2024年7月4日付記事(「満員電車ゼロ」を含めて「公約達成ゼロ」!?の小池都知事 職員からの評価はどうだったのか)で紹介したところ大きな反響をいただいた。この都庁職員のナマの声は、東京都の自治体専門誌である「都政新報」2020年1月7日付記事での都庁職員へのアンケートに基づくものだった。
2020年7月29日付けの東京・虎ノ門の「nippon.com」では、このアンケートを行った「都政新報」の編集長がインタビューに応じている。回答が多かったものを順に並べると以下のようになる。
・パフォーマンスが先行している93.7%
・独断的な行動が都政運営に影響を与えている89.7%
・都政を政局にしている88.8%
・職員の声に耳を傾けていない86.5%
選挙情勢調査では、公示直後は小池知事が圧倒的にトップだったのが、蓮舫候補と石丸知事が確実に追い付いてきたと言う。小池知事が再選したとして、こうした都庁職員のアンケート結果から、新たな公約を達成できる実行力と人望があるといえるのだろうか。
(了)