地元高校生おすすめの超穴場「対面石」とは? 源頼朝が弟と出会った場所が三島にあった
宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
今回は地元の高校生がおすすめする、穴場スポットを訪ねてみました。
対面石とは?
三島駅からバスで10分強。対面石(たいめんせき)は八幡神社の境内にあります。
私がお薦めしたいスポットは「対面石」です。対面石とは、現在の静岡県駿東郡清水町の八幡神社にある、かの有名な源頼朝と、弟・源義経(よしつね)が顔を合わせたと言われる場所です。(文:静岡県の商業高校に通う石黒君)
本堂は静かで、訪ねる人はほとんどありません。
本堂前にナゾの「自動ドアボタン」??
本堂前に、ナゾの自動ドアボタンが。
押してみると、本堂の扉がオープンしました!
人感センサーで本堂が開く、割狐塚(わりこづか)稲荷神社が同じ三島周辺にありますが、押しボタン式は初めての経験です。
八幡神社(やはたじんじゃ)
住所 駿東郡清水町八幡39
アクセス 三島駅南口から沼津駅行バスで約12分、医療センター下車(対面石入口というバス停もありますが、三島駅まで30分弱かかります)。
対面石の様子は?
本堂の裏手に、対面石が。どのような言われがあるのでしょうか?
今から800年程前、源頼朝が富士川の戦いの前に本営を構えた際、兄の挙兵を支援しに奥州(現在の岩手県)からやってきた弟・義経と対面し、その時に腰掛けたとされる石なのです。(文:静岡県の商業高校に通う石黒君)
伝承が事実だとすれば、兄弟はここで何を語り合ったのでしょうか?
対面石の地形が示唆するものは?
対面石のある神社周辺の様子です。
神社を囲うように下り坂となり、この先には黄瀬川(きせがわ)という川が流れています。これはどのような地形なのでしょうか?
神社は、小さな台地の先端に建っていたのかも知れません。小さな台地の周辺が水浸しだったとすれば、川や湿地に囲まれ見晴らしの効く、陣地に都合の良い場所だったでしょう。実際に源頼朝が、ここに陣を置いたという説もあるようです。
徒歩12分で柿田川湧水群
対面石から徒歩12分で柿田川湧水群。
富士山からの湧き水が豊富に沸く場所で、写真のような美しい井戸の跡が残り、日本三大清流の柿田川の源流に当たる場所です。地元では有名ですが、県外から訪ねる人はごくわずかな穴場です(下のページで紹介)。
隠れ名所あり!三島の観光・モデルコース 日帰り、クルマなしでもOK(とらべるじゃーな!)