猫は独立心が強くマイペースに生きる動物として知られていますが、それでも多くの猫は、大好きな飼い主の近くでくつろぐことが好きなようです。

そしてそんな猫の行動には、実は深い理由が隠されているのだとか…？

1．猫が飼い主の近くでくつろぐ理由4つ

1‐1．安心したいから

猫にとって飼い主は「安心できる場所」。まるで「母猫」のような安心感があるのです。

猫は本能的に警戒心が強く、常に周囲の環境に注意を払っています。そのためなにかに不安を感じたり、ストレスを感じることもあるのです。

そしてそのようなときは、飼い主の近くにいって緊張を解き、リラックスします。「この人の近くにいれば安全」「いいにおいで安心する」と思っているのでしょう。

また子猫が母猫に甘えるように、成猫でも飼い主を信頼している証として、自分の体を預けたり、一緒に寝たりすることで愛情表現をするのです。

1‐2．暖かさを求めている

暖をとるために近くでくつろぐこともあります。

とくに寒い冬の季節は室温も下がりがちになるので、積極的に暖をとろうと近づいてくる猫も多いでしょう。

人でも、寒いときは人肌を求めて恋人や友達に近づいたりしますが、猫もそれと同じような気持ちなのです。

1‐3．縄張りの一部だと思っているから

猫が飼い主を縄張りの一部だと思っている可能性もあります。

猫は単独動物であり、縄張りを大事にする生き物です。そのため自分の縄張りのなかに侵入者が入って来るのは許しません。

しかし飼い主そのものを縄張りの一部（自分のもの）と思っていると、その限りではないようです。むしろ縄張りの一部としてリラックスできたり、自分のものと誇示できたりといったメリットがあるんですね。

1‐4．構ってほしいから

猫は、構ってほしいときも飼い主の近くでくつろぐことがあります。

明確なアピールはしないものの、「撫でてほしい」「遊んでほしい」といった気持ちを隠しているのです。「近くにいれば、きっと構ってくれる」という期待で胸をふくらませています。

近くきたものの無視をし続けていると、鳴いて呼んでみたり、前足を飼い主にのっけたりしてはっきりアピールする猫もいるようです。

2．まとめ

猫が飼い主の近くでくつろぐのには、今回紹介したような、猫なりの理由が存在するようです。

いずれにしろ、飼い主の近くでくつろぐのは猫のポジティブな気持ちが隠れていることがほとんど。

そのため、もし愛猫が近くでくつろぎはじめたら撫でてあげたり、声をかけたりしてコミュニケーションをとってあげましょう！