【京都市伏見区】大阪と京を結ぶ伏見航路が10/13に62年ぶりに復活 港で歓迎フェス グルメも集結
伏見港はかつて豊臣秀吉が伏見城を築城してから淀川舟運の基地として栄えました。伏見には、宇治川と濠川(ごうかわ、ほりかわ)を結ぶ形で港が設けられ交通の要衝となり、三十石船が伏見と大坂の間を行き来していたといいます。2024年10月8日に散策していると、湊川沿いには、「十石舟模型」が展示してありました。
大阪・京都を結ぶ舟運は、かつて交通の大動脈でしたが、陸上交通の発達により昭和37年(1962年)には舟運による貨物輸送が終了しました。 平成7年(1995年)の阪神淡路大震災では、災害復旧における資機材の大量輸送が可能な水上輸送が見直され、その後、淀川沿川に防災船着場を整備し、平時においては定期観光船が就航しています。
伏見港は、戦後は交通の近代化によって港としての機能を終えましたが、その跡地は地域スポーツの拠点として新しい命がふきこまれました。京阪中書島駅の西改札を出てすぐの「伏見港公園」は、港の舟溜りを埋めたててつくられました。さて、その伏見航路が1日限りですが復活され、クルーズ船が各地のイベントを繋いでやってくるのだそうです。
「淀川クルーズFESTIVAL」は、万博開催の半年前となる10月13日に淀川舟運活性化協議会が、淀川沿川各地のイベントを観光船や水上Eボートなどにより繋ぐことで、沿川のにぎわいを促進しようとする取り組みです。今回、62年ぶりに枚方から京都(伏見)までの観光船の航行が復活するといいます。
当日は、民間と京都府が伏見のイメージアップのために力を合わせて、やってくるクルーズ船や水上アクテビティ―など(予定船舶は辨天・えびす)を「ようこそおいでやす!」と歓迎するため、この伏見港公園で、「伏見港舟運歓迎イベント」が伏見みなとあかり実行委員会の主催で開催されます。
地域の文化団体やゲストによる魅力的なパフォーマンスが繰り広げられる他、お子様向け行燈の作成、伏見紹介ブースなども。ふしみ五四市として飲食や物販のマルシェも開催され、伏見区納屋町商店街の「なやまっち」始め、京都府ゆるキャラ広報の「まゆまろちゃん」、「ぴーぽーちゃん」や「吉兆くん」などのゆるキャラたちや着物お出迎え隊なども登場予定だそうです。
ワクワクする取り組みですね! 大阪からやって来る方々を京都流の「おもてなし」で出迎えに行かれてみてはいかがでしょうか!
伏見港公園(外部リンク)京都市伏見区葭島金井戸町 075-611-7081