【京都市西京区】モミジバフウ紅葉は見納め 黄金のイチョウ並木が見事 柿街道の柿紅葉も今年は色づき良く
今年の京都の街はどこもかしこも紅葉の色づきが遅れて、なかにはそのまま散ってしまいそうなところもあるようですね。ようやく気候も平年並みに下がってきてこれからの展開が気になるところです。2024年11月20日に西山山麓でモミジや楓ではない紅葉を観覧して廻りました。
この日、最初に訪れたのは、京都西山・大原野の桂坂ニュータウンの道路沿いにある並木道です。国道9号線から京都大学桂キャンパスの広大な敷地を横目に桂坂を登って行った住宅街に続くモミジバフウが約400本植えられている場所へ。こちらはかなり散り始めていましたが、綺麗に色づいていた様子がうかがえます。
モミジバフウとは「アメリカフウ」が正式な名前。北アメリカ中南部及び中米を原産地とするフウ科の落葉樹で、葉が5つに裂けてモミジ(カエデ)のように見えるため、モミジバフウと呼ばれています。
続けて訪れたのは、国道9号線から府道10号線へと入ってしばらく続く柿街道周辺です。高台にある森本農園さんでお聞きすると、「やはり今年は酷暑とカメムシの被害で正月用の渋柿以外は店頭に出せる商品が無く壊滅的な打撃でした。まあ葉っぱだけは綺麗に色づいているので見て行ってください」と話されていました。
確かに陽に照らされて綺麗な柿紅葉が広がっていました。道路を挟んで北側の小丘沿いも少し葉が荒れていましたが、紅葉していました。来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、それでも来年こそは天災が無いことを祈るばかりです。
洛西ニュータウンから長岡京市に至る福西東通(境谷本通~竹の里本通)は、「黄金通」の愛称で親しまれる京都西山でも屈指のイチョウの並木道です。こちらは見事に黄葉していました。ちなみに黄葉と書いてもこうようと読みます。漢字検索してみてくださいね。
さあ、いよいよモミジの名所も色づきを始めているようです。大原野神社、正法寺、勝持寺、十輪寺、地蔵院、浄住寺、三鈷寺、金蔵寺、柳谷観音、光明寺、善峯寺、長岡天満宮と西山山麓にはオーバーツーリズムとは無縁な紅葉名所がたくさんあります。ぜひ1度足を運んでみてください!
福西東通(境谷本通~竹の里本通) 京都市西京区大原野上里北ノ町