女性グループ初の国立競技場での2日間単独公演を成功させ、名実ともにアイドルのトップグループとなった「週末ヒロイン ももいろクローバーZ」ことももクロ。ドーム公演だって、これまでに何組もいないというのに、日産スタジアムを経て、とうとうしかも2日間国立競技場となったのでした。

これ、どういうことなんだろう？と考えると、ももクロのライブの規模が巨大化しているのは、もう単純に来る人が多いという理由です。なにしろ、ANGEL EYESというファンクラブに入っていても、スタジアム公演にあっさり外れるのです。かく言う私もファンクラブ枠で日産スタジアムを落選しております。

また、Perfumeのドーム公演もそうでしたが、ライブの集客とCDの売れる枚数がほぼ同じというのが今のアイドルです。つまり、どこかにマスによるブースト効果というのはほとんどなくて、ファンクラブ会員数とライブの集客数とCDの売上枚数は比例のグラフを描いています。これは、トップレベルのももクロでも、地下アイドルでも同じなのです。

これが、アイドルのマインド。もしくはファンとの関係にも影響を及ぼします。

さきほどの国立競技場の2日間の翌日、ディズニーシーでももクロの高城れにさんが目撃されたという情報がツイッターに流れました。

そりゃ驚きますよね。高城さん若いとはいえ、どれだけの無尽蔵な体力があるのか。そして、それ以上に驚かされるのが、そこで繰り広げられた会話です。

アイドルの方がむしろ名乗るって、どういうことですか、、、

しおりん（玉井詩織さん）推しのファンに対しても、こんな風に振る舞う高城さんが素敵すぎるんですが、これがありえない話ではなくて「ああ、わかるなあ。そう振る舞うだろうなあ」という感想が出てくるのが、高城さんであり、ももクロであり、今のトップアイドルなのです。こういうアイドルの振る舞いを独特と感じるのは、昭和のアイドルを知っているわれわれだからなんだと思うわけです。

さて、次のももクロは、ファンクラブ限定イベントライブです。去年の横浜アリーナの5公演から1年、ファンクラブイベントで横浜アリーナというところで、すさまじいことなんですが、今年はなんと西武ドームで3日間連続です。

ちょっと説明しておくと、このファンクラブ限定ライブというのは、ファンクラブに入っているのに、あまりにもチケットが取れない状況の対策として、ファンクラブ会員であれば、申しこめば必ずライブが見れるという取り組みです。申し込みの際には第5希望まで入力する必要がありました。

そのため、去年の横浜アリーナの5公演は日によって、動員数がまったく違いました。これは日程によって、そもそも申し込んだ人数が違うからです。だから、お客さんの少ない公演は、それなりに空席も目立ちました。それでも、その空席を当日券などで埋めようとしないというのが、運営側のすばらしい姿勢だと思います。

今年の西武ドームは、金土日3日間の通し券があったりと、違う試みもされています。ファンクラブイベントなので、さすがに3日間満席とはならないと思いますが、ファンクラブ限定だからこそできるライブを今年も楽しみにしたいものです。