超巨大台風「サンサン」台風の名前に秘められた驚愕の意味とは、あなたなら台風に何て名付ける?
超巨大台風「サンサン」が日本列島を横断中ですが、ところで名前はどのように決まっているのでしょうか?本記事では、台風が名付けられるまでの経緯、そしてユニークな台風の名前たちをご紹介します。
■あらかじめ決まったリストの中から順番に名付けられる
当初、台風の名前はアメリカが人命から名付けていました。そして2000年からは、日本や中国を含む14の国が加盟する台風委員会が台風にアジア名を付けることとなりました。各国から10個の名称が提案され、それを決められた順番に沿って名付けているのです。そのため、約5~6年周期程度で台風の名前は一巡しており、名付けられた台風は500個を超えています。
日本からは、コイヌ、ヤギ、ウサギ、カジキ、コト、クジラ、コグマ、コンパス、トカゲ、ヤマネコ、が提案されています。一見動物が多そうに見えますが、実は全て星座に紐づけられているのです。台風と宇宙の星座はどちらも空にあることが由来だそうです。そして、人々から馴染みのある呼び名をつけることで人々の防災意識を高めることも期待されています。平成12年の台風第1号の名前はカンボジア語で象を意味する「ダムレイ」という名前でした。
そして、現在日本列島を横断中の台風「サンサン」は、香港の少女の名前が由来とのことです。ちなみに、香港からは他にも「レンレン」という少女の名前がリストに載っています。
■可愛い名前、ユニークな名前、強そうな名前などを紹介
まずは可愛い名前からご紹介していきましょう。ベトナム語で花の名前を意味する「チャーミー」一見すると台風の名前とは思えないほど、チャーミングな名前ですね。
ユニークな名前では、タイで雨の神を意味する「プラピルーン」、ミクロネシアで伝説上の女神を意味する「シンラコウ」、同じくミクロネシアで有名な戦士の名前を意味する「ニパルタック」などが挙げられます。
続いて強そうな名前として、香港の山の名前である「ライオンロック」が挙げられるでしょう。獅子山(ライオンロック)は標高495メートルの岩山で、山頂から突き出ている岩がライオンの頭部に見えることから、このように名付けられました。日本の富士山のように香港を象徴する山として親しまれています。
■中には引退した台風名も
そして、大きな災害をもたらした台風の名前はループから引退することが決められています。今までに50個を超える名前が引退しており、その中には日本が提案したワシ、コップ、ハト、テンビン、カンムリ、の名前たちも存在していました。コップ座なんてあるのをご存知の方も少ないのではないでしょうか。
たくさんの名前が存在する台風、あなたならどんな名前を付けますか?
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