靴下・汗臭いシャツは裏返して洗うが正解!洗濯研究家が教える夏の臭いストレスから解放される洗濯術
洗濯研究家の平島 利恵です。汗ばむ季節に気になる、靴下や汗の臭い。
「臭い」と「汚れ」は別モノと思われがちですが、実は臭いも汚れの一種です。
汗や皮脂などの汚れが酸化したり、雑菌が繁殖することで臭いが発生します。臭いの原因は汚れです。これを洗濯で徹底的に落とし、今夏は臭いストレスから解放されましょう!
臭いだけじゃない!裏返して洗うメリット
臭いの元となる、汗・皮脂などの身体から出る汚れは、衣類が直接肌に触れる面=内側に付着します。そのため、汗をかいた服や靴下は、裏返して洗う方が効果的に臭い汚れを落とすことができます。
洋服を裏返して洗うのは、臭い以外にもメリットがあるんです。
【メリット1】黄ばみ・黒ずみ予防
衣類の黄ばみ・黒ずみは、落とし切れなかった汗・皮脂汚れが時間経過により酸化することで起こります。裏返して汗・皮脂汚れをしっかり洗うと、黄ばみも予防できます。
特に汗をかいた日は、洗濯前に襟袖に洗剤を塗ってから洗うとより効果的◎
【メリット2】衣類に優しい
裏返すことで衣類表面の摩擦が抑えられるので、毛羽立ちや劣化を予防することができます。
臭いを徹底的に落とす洗濯前の5つの工夫
1.なるべく早く洗う
臭い汚れは、ついて時間が経つほど繊維の奥に染み込み、酸化します。これからの季節は服をため込まず、こまめに洗濯するのが◎
脱いですぐに洗えないときは、そのまま洗濯カゴには入れず、干して汗を乾かしながら保管しましょう。
2.温水でニオイを溶かし出す
お湯を使って洗うと、洗剤の洗浄力がUPし、繊維の奥に染み込んだ臭いまで溶かし出せます。お風呂のお湯取りホースを使い、綺麗なお湯を吸水すれば、温水洗い機能がない洗濯機でも手軽に温水洗いできます。
3.すすぎは必ず2回以上
臭いの元となる汚れを衣類からすすぐ工程が臭いに大きく影響します。すすぎ1回の洗剤であっても、すすぎは2回以上、たくさん汗をかいた時は注水すすぎ2回以上に設定するのが◎
4.洗濯後はすぐに干す
濡れた洗濯物を洗濯槽に放置すると、衣類に洗濯槽のカビ・雑菌が繁殖してしまいます。夏場に1時間以上干し忘れてしまった洗濯物は、残念ながら洗い直しが必要です。(そのまま干すと生乾き臭の原因に!)
5.洗濯槽を清潔に
どんなに丁寧に洗濯をしても、洗濯槽が黒カビだらけでは、臭いを予防することはできません。実は、服が臭う時の大きな原因が洗濯槽の汚れです。(半年使った洗濯槽は黒カビだらけ!!洗濯研究家が洗濯槽掃除を徹底解説【黒ずみ・ニオイ対策】)これからカビが繁殖しやすいシーズンになるので、必ず月に1度は洗濯槽を掃除しましょう!
臭う服のケアを間違えていないか、「柔軟剤は逆効果!?8割の人が間違えている「臭う服のお手入れ」3選」も併せてご覧ください。
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