半年使った洗濯槽は黒カビだらけ!!洗濯研究家が洗濯槽掃除を徹底解説【黒ずみ・ニオイ対策】
洗濯研究家の平島 利恵です。
どんなにこだわって洗剤を選んでも、いい洗濯機を購入しても、それを無にしてしまうのが、洗濯槽の黒カビです。
今回は、スタッフの実家で半年洗浄をしていない洗濯槽を洗ってみました。
さて、黒カビはどのくらい出るでしょうか。
この洗濯槽で洗濯できますか?
「洗濯槽洗浄をしたことがない」「洗濯槽洗浄は洗濯物に黒カビ(ワカメ)がついたら」という方は、要注意です!
洗濯槽裏の黒カビは、目で確認することができません。
もし、この写真の洗濯槽で「洋服を入れて洗って」と言われたら、出来ませんよね。でも、お手入れをしていない方の洗濯槽はこの状態です。この中で毎日洗濯をしているのです。
月に一度の洗濯槽洗浄を習慣に
洗濯の目的は、衣類を清潔に洗い上げることです。
清潔な洗濯の基本は清潔な洗濯槽。洗濯槽が汚れていては、どの洗剤を使っていても、衣類に菌・カビが付着してしまいます。
「毎月1日は洗濯槽掃除」など、洗濯槽洗浄を忘れないよう、家事ルーティーンに取り込みましょう。
毎月クリーナーを届けてくれる定期便サービスもあるので、忘れてしまう方は活用するのがおすすめです。
黒ずみ・臭いは洗濯槽の汚れが原因かも
洗濯したばかりの衣類が臭う、衣類が黒ずんでいく方は、洗濯槽の汚れが衣類に付着・蓄積している可能性があります。
石けん成分が配合された洗剤をお使いの方はこまめな掃除を
ベビー用洗剤など、石けん成分が配合された洗剤は、石けんカスが発生しやすく、それをエサに黒カビが繁殖しやすくなります。1~2週間に1度の高頻度で掃除しましょう。
洗濯槽クリーナーの選び方
「塩素系」「酸素系」クリーナーがありますが、洗濯機掃除を1年以上していないときは塩素系を、塩素の臭いが苦手な方は酸素系を選びましょう。
塩素系クリーナー
強力な殺菌効果があります。刺激臭が発生するため、換気しながら使用します。
酸素系クリーナー
酸素の力で汚れを落とします。塩素系と比べ殺菌力が弱く、黒カビが蓄積した洗濯槽に使用すると黒カビが出続け、複数回のすすぎが必要になることがあります。
クエン酸・酢・重曹では掃除しない
酢・クエン酸は酸性のため、洗濯槽内の金属部品のサビや運転不良を招く恐れがあります。
重曹で洗濯槽掃除をするには、大量に使用する必要があり、溶け切れず、詰まりや故障を招く恐れがあります。
黒カビを予防するコツ 3選
洗濯槽裏は黒カビが繁殖しやすい場所です。
洗浄+日々の正しい使い方で、黒カビの繁殖を予防しましょう!
ポイントは洗濯槽の湿度を下げるということです。
洗濯槽を洗濯カゴにしない
洗濯槽の黒カビ予防のため、洗濯物は風通しの良い洗濯カゴで保管します。
濡れたタオル、汗をかいた服をすぐ洗濯できない時は、干して乾かしながら保管しましょう。
洗剤・柔軟剤は計量する
洗剤・柔軟剤を規定量より多く使用すると、汚れとして洗濯槽に蓄積し、それをエサに黒カビや雑菌が繁殖します。
多く入れた洗剤・柔軟剤自体も無駄になるので、必ず計量しましょう。
洗濯後は洗濯槽を換気する
洗濯後は洗濯物をすぐに出し、しばらくフタを開けて換気しましょう。
自動で槽掃除や槽乾燥をしてくれる洗濯機であれば、活用します。
洗濯槽掃除をしておらず、この記事を最後までお読みいただいた方は、明日にでも洗濯槽掃除をしましょう!
この春からの新生活に向けた、服のニオイ対策としても効果的です。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの動画もご覧ください。