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シーズン25本塁打以上の18人中、ホームランは36本目の大谷翔平だけ!? オズーナは打点もなし

宇根夏樹ベースボール・ライター
コリー・シーガー(テキサス・レンジャーズ)Aug 12, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月12日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、シーズン36本目のホームランを打った。

 前日までに25本塁打以上の18人、ナ・リーグの7人とア・リーグの11人中、この日、大谷以外に本数を増やした選手は、25本から26本としたコリー・シーガー(テキサス・レンジャーズ)しかいない。ナ・リーグでは、大谷だけ、ということになる。

 レンジャーズは、8月12日が119試合目。シーガーの119試合で26本塁打を162試合に換算すると、35~36本塁打となり、33本塁打のストリーク――2022年も2023年も同じ本数――は途切れる。ただし、シーズン最多を更新するペースだ。これまでの9シーズン中、30本塁打に達したのは、2022年と2023年しかない。

 各リーグで15本塁打の選手は、以下のとおり。

筆者作成
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 マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、8月8日~10日の3試合連続本塁打でシーズン35本塁打とし、大谷に並んだものの、ここ2試合はホームランも打点もなし。90打点はナ・リーグ1位のままだが、2位の大谷との差は5打点に縮まった。

 一方、8月10日~12日の3試合は、いずれも2安打を記録している。現時点のシーズン打率は、リーグ2位の.302。1位は.303のルイス・アライズ(サンディエゴ・パドレス)、3位は.298の大谷だ。後半と8月の打率は、アライズの.274と.256、大谷の.221と.190に対し、オズーナは.300と.318を記録している。

 ナ・リーグの本塁打ランキングにおいて、大谷とオズーナに次ぐケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は、8月12日の試合に「2番・二塁」として出場したものの、最初の打席でセンター・フライに終わると、守備につくことなく、ケビン・ニューマンと交代した。

 理由は、左足首だ。30本目のホームランを打った前々日の試合で、レフトからの送球を二塁で受けた際に、ヘッド・スライディングをした走者の身体が、マーテイの左足に乗っかるような格好となった。マーテイは、そこで交代し、次の日は欠場した。

 前日、42本目のホームランを打ち、通算300本塁打にリーチをかけたアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)――【追記:8/15】リストの41本は誤り。42本が正――は、4打数2安打。ホームランはなかったものの、二塁打で1打点――シーズン107打点目――を挙げ、2位のホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)との差を10打点とした。ラミレスも4打数2安打を記録し、二塁打1本もジャッジと同じながら、打点は挙げていない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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