トコジラミ対策:段ボールの安全な取り扱いと誤解の解消
こんにちは!段ボールアドバイザー兼Webライターの木矢部通です。
今回は、トコジラミと段ボールの関連性について解説します。
はじめに
嚙まれると、寝られないぐらい痒くなるトコジラミ。とにかく噛まれないように注意したい人が多いでしょう。
そんなトコジラミと段ボール、一見関連性がないように思えますが、通販などで購入した段ボールの中にトコジラミが入っていたというような情報が出回っています。
なぜ段ボールの中にトコジラミが入っていたのか、トコジラミにとって段ボールは快適な住まいなのか、繁殖しやすいのか気になるところです。
それでは、トコジラミについて解説した上、段ボールとの関係性について迫ります。
トコジラミとは何か:基本的な知識
トコジラミはカメムシの仲間で、目視で確認できる体調5~8ミリ程度の大きさの虫です。トコジラミは屋内を好み、人や物に付着して生息エリアを拡大していく特徴を持っています。
繁殖力が非常に強くメスは1日に5~6個、生涯200~500個の卵を産むと言われており、家に一度住み着いてしまうと収拾がつかなくなる理由がここに要因があります。
生活環境は清潔、不潔に関わらず繁殖できため、ある意味、どのような環境下でも力強く生きていけるやっかいな虫です。
また夜行性なので、日中は布団や枕の中、マットレスの隙間などに潜んでいます。夜になると活動を始め、就寝中の人の血を吸います。なお、トコジラミは半年近く何も食べなくても生きられます。
つまり、気づかない内にトコジラミが家の中で繁殖してしまうなんてことも十分あり得ます。
段ボールとトコジラミ:一般的な誤解
ネットニュースなどで「段ボールにトコジラミが入っていた」なんて噂が出回っていますが、あくまで商品に付着するか作業中の環境下でトコジラミが混入したと考えられます。
ただ前述にもあるように「どのような環境下でも力強く生きられる」ため、段ボールの中に入り込んだトコジラミはその中で生活が可能で、場合によっては繁殖できる状況です。
トコジラミ対策:段ボールの安全な取り扱い
段ボール内に入ったトコジラミの対処は、「とにかく家に入れない!」これを徹底してください。
通販などで段ボールが家に届いた際には以下のポイントをチェックしてください。なお、基本的には家の外で段ボールを開封するようにしましょう。
◆外観チェック
・穴がないか
・段ボールの隙間がすべてガムテープで留めてある
◆内部チェック
・フタ(フラップ)を開閉する際にチェック
・商品をどけてチェック
・下フタ(フラップ)の隙間をチェック
トコジラミは5~8mmなので目視で十分確認できます。段ボール内に異変がないか、例えば段ボールに穴がある、またガムテープがしっかり留まっておらず隙間があるなら、絶対に家に入れないようにしましょう。
外で開封して、そのまま段ボールを処分。なおビニール袋に入れて外部にトコジラミが拡散しないようにすることも大切です。
まとめ:トコジラミ対策と段ボールの正しい使い方
トコジラミと段ボールの関係について理解することで、トコジラミの問題を効果的に対策できます。決して段ボールは悪ではなく、適切に取り扱えば、トコジラミの侵入を防ぐことも可能です。
段ボールを理解し、その安全性を確保することで、私たちはトコジラミを上手に避けることも可能でしょう。
この記事が、トコジラミ対策の手助けになれば幸いです。