9割の親が勘違い?!「うちの子お友達と遊べない…」年齢別に見る【子どもの人間関係の変化】
・うちの子なかなか友達と関われない
・これから友達と仲良くできるかな?
子どもが大きくなるにつれて、家族とだけだった人間関係が、家族以外の人にも広がっていきます。その分ママパパの心配も増えていきますよね。
多くの親が間違えやすい、子どもの人間関係への理解。
今回は年齢別に、【子どもたちがどのように人間関係を学んでいくのか】を紹介します!
0歳~1歳
この時期は、自分と他人の区別がついていません。ママと自分が別の存在であることもあまりよくわかっていないのです。
泣けばミルクがもらえ、抱っこしてもらえる《自分だけの世界》と言ってもいいかもしれません。
この時期の愛着形成が、後の人間関係や社会性の土台となっていきます!
2歳~
2歳を過ぎると、【自我】が芽生え始めます。ここで初めて、《自分》という存在に気が付き、同時に《自分以外の存在》にも気が付くようになります。
今まで、全ては《自分だけの世界》だと思っていたのに、自分とは違う意思や行動をする人物の存在に気が付くワケですから、思い通りにいくことばかりでないとわかった子どもはもうパニックです!
これが【イヤイヤ期】の始まりなんですね。
もちろん、”お友達と仲良く”なんていうのは、まだまだ無理な時期です。
3歳~
言葉も多くなってきますが、まだ言葉よりも手が出てしまう子も多いでしょう。これは人間が言語機能よりも身体機能の発達の方が早いためです。
《相手には自分とは違う気持ちがある》ということまで理解できない年齢であり、言葉よりも手が出てしまいやすいので、トラブルも多い時期と言えるでしょう。
この辺りからママパパが
『うちの子友達とうまく関われない』
と心配される方が多いのですが、3歳までは友達と上手く関わるなんてまだ無理な話なんです。
この時期は、子ども自身が好きな遊びを見つけて、もくもくと遊ぶことができれば十分です!
4歳~
4歳を過ぎてだんだんと《相手にも気持ちがある》ということがわかってくるようになります。自分がしたことで相手が喜んでくれたり、泣いてしまったりする様子を見て《自分の行動が相手に影響を与える》ということに気が付くのです。
しかしまだまだ気が付き始めたばかり!”相手の立場になって考える”というのは難しいのです。
よく聞く『こんなことして、〇〇ちゃんどんな気持ちだと思う?』という叱り文句は、4歳頃までの子どもにとって理解ができない言葉なんです。
5歳~
だんだん《相手にも気持ちがあって、自分とは違う考えを持っている》という感覚に慣れてきます。
・これをしたら泣くかもしれないからやめよう
・こうしたら怒られるかも…
・これを言ったら喜ぶかな?
と、相手の気持ちを考えたり、思いやれるようになり、状況を考えるようになってきます。
つまり、子どもが【友達と過ごすことが楽しい!】と思えたり【相手の立場になって考えられる】ようになるのは、早くても5歳児
(年長児)以降なんです。
まとめ
保育園や子ども園に入園するのと同時に、親が心配になる【子どもの人間関係】ですが、うまく関われないのは当たり前です。
園の生活を通して友達との関わり方を学んでいくので、心配する必要はありませんよ!
もし不安なことがあれば、園の先生にどんどん相談してみましょう!
このほかにも子育てに役立つ情報を投稿しています!最後までお読みいただきありがとうございました。